自分を大切にするだけでは自分は愛せない

こんにちは。CRAZY MAGAZINE 編集長の池田です。

雑誌やテレビ、SNSで最近よく目にする「セルフラブ」の5文字。
そこで今回は、「ご自愛ってどういうこと?」を考えてみました。

すべては自分を愛することからはじまる

愛についての例え話として、コップの水が溢れて他のコップも水で満たされていく様子を示した図を見たことがあるでしょうか?

これは、まずは自分をきちんと満たしてあげることではじめて周囲にも与えることができるようになる、という考え方を表したものです。

言い換えると、自分を愛することなしに、他者を本質的に愛することはできないということでもあります。

そう考えると、自分を愛するということは単に自分だけの問題ではなく、他者との関係性や社会貢献にもつながっていることが分かります。

自分を愛するのは難しい?

自分を愛することが大切。それはよく理解しているけど、難しい!どうすればいいの!?という方は少なくないのではないでしょうか?

私自身、その難しさを何度も感じてきました。

例えば、がむしゃらに仕事を頑張る日々の中で、「自分を大切にするために、休みの日は集中して休もう!!」と意気込んだ私。

でも、読書しているといつの間にか新しい企画のことを考えたり、「あの連絡どうなってたっけ?」と思い出したり、(好きであるが故に)頭から仕事のことが離れない自分に対して、「自分を大切にできていない」とストレスを感じていました。

自分を愛そうと試みて自分を愛せていないとストレスを感じる本末転倒な時間を過ごしていました。

自分を愛することは、
自分の心をなかったことにしないこと

そんな私に「自分を愛する」ということへの理解が深まる出来事が訪れます。

それは、なんでもない日の夜23:00くらい。
ひとりで、いつものスーパーからいつものように、いつもの道をぼんやり歩いていました。

その時、「そういえば私、暗いところをひとりで歩くの大嫌いだ」ということを急に思い出します。

私は暗いところがすごく苦手です。

子どもの頃はひとりで夜の道を歩くなんてとんでもなくて、大学生になっても、キャンパスから自宅まで数分の自転車移動でさえ強いストレスを感じていました。その様子を見かねて自宅まで送ってくれる友人もいたくらいです。

でも、今や23:00の真っ暗な道をひとり平気で歩いているのです。

それを自覚した時、暗くなる度にストレスを感じるというのは自立して暮らしづらいし、誰かに迷惑をかけるのも嫌だと思って、長い時間をかけてそれを克服してきた自分に気がつきました。

これは非常にポジティブなことです。

ネギがない!買いに走ろう!と思うことに成長を感じられるほど、暗がりが苦手です。

しかし私は、克服のために「暗いところが苦手な私」を無かったことにしている自分に気づきました。

「暗いところが苦手」と感じる自分の存在をどこかに追いやっていることを感じて、その気持ちは大切にしていいんだと思いました。

「暗いところが苦手。だけど防犯ブザーを提げてひとり歩いて生活している私、頑張ってるじゃん」と認められた時、なんだか急に自分が満たされた感じがしたのです。

自分を愛するとは、単に自分を愛する(っぽい)行動をすることではなく、自分の心をなかったことにしないことなんだと思います。

「頑張って愛する」のではなく、
「愛して頑張る」の順番で

頑張っているのは素晴らしいことです。

だけどもし、頑張るために「なかったこと」にしている自分がいるなら、まずはあなたがその自分を認めてあげてほしいと思います。

その自分を認めた上で、それでも頑張っているあなたはとってもすごいと思います。
大いに褒めてあげましょう。

頑張って愛する、のではなく、愛して頑張る、の順番で。
私も自分の一つひとつを大切に丁寧に、過ごしていきたいと思います。


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執筆・編集:池田瑞姫
バナー画像:東和香
バナー画像撮影:石積真理恵

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