こんにちは。CRAZYの池田です。
CRAZY MAGAZINEのキーワードのひとつは「パートナーシップ」ですが、
あなたが、「パートナー」と言われて思い浮かべるのはどんな人でしょうか?
ふうふや恋人といった存在を思い浮かべる方が、多いのではないかと思います。職場の同僚や上司、部下を思い浮かべる人もいるかもしれません。
「悩み事の8割は人間関係」という言葉があるように、私たちの日常に大きな影響を及ぼすパートナーシップ。今回は、その中でも特に影響を強く受ける「重要な他者」と呼ばれる存在について、今日はシェアしたいと思います。
好きでも、嫌いでも、無視できない存在「重要な他者」
ふうふや家族、友人、同僚、先輩、後輩等、私たちは数え切れないパートナーシップの中で毎日過ごしています。おそらく、先述の「パートナーと言われて思い浮かぶ人」は、その中でも非常に親しい存在の人ではないでしょうか?
そんなあらゆるパートナーの中でも特に近しいパートナーのことを、心理学用語では「重要な他者」と呼びます。
この「重要な他者」は、自分が大切だと思っている・いないに関わらず、自分に対する影響力が大きい(もっというと、大きな影響を受けざるを得ない)存在です。
例えば、友人と同居している私の場合、友人との関係性に関わらず、相手の言動に影響を受けずに生活をすることは不可能です。さらに、それが家族や法定婚のふうふとなると、居住や生活を共にするに留まらず、法律に準じて発生する連帯責任や義務も、避けることはできません。
好きか嫌いかは関係なく、自分に大きな影響を与える「重要な他者」。
この避けられない影響が、ポジティブなものかネガティブなものであるかは、日常の幸福感における大きなポイントであると考えられます。
「重要な他者」との関係性
私自身、新卒1年目にこの「重要な他者」との関係性に悩んだことがあります。
上司と倫理観や価値観が折り合わず、軽い衝突を繰り返した末に、黙って我慢するという選択を取りました。
「倫理観や価値観は個人によって異なるもの。建設的に話すのは難しい領域だし、話してもっと難しくなってしまうくらいなら距離に気をつけて卒なく過ごした方がいい。」と考えて過ごした数ヶ月。
結果、出社して顔を合わせるのも辛いし、ストレスも溜まるし、ビジネスパフォーマンスも落ちていくという何の利益もない時間を過ごすことになってしまいました。
(ちなみに「率直・本音」は、CRAZYカルチャーの一つ。私は完全にカルチャー違反をしていました。笑)
いくら気持ちの面で「距離をとろう」「うまくやろう」と思っても、業務上一緒に過ごしてコミュニケーションを取ることを避けられないその上司は、職場におけるひとりの「重要な他者」だったのです。
最終的にその上司とは、3時間に渡る対話を経て、関係性を改善しました。今は何のわだかまりもなく(というかむしろ人間としてとても好き)、過ごしています。
この「たった一人の職場の上司」とのパートナーシップが良くなることで、ストレスは圧倒的に低減し(むしろ楽しくて仕方ない)、ビジネスパフォーマンスも上がりました。シンプルに、毎日の幸福度が向上しました。
これは私が、「重要な他者」の影響力が非常に大きなものであることを身を以て感じた体験です。
「重要な他者」だからこそ、怖い
影響を受けることが避けられない「重要な他者」だからこそ、一歩踏み込むことには
・うまくいかなかったらどうしよう
・排除(不遇)されてしまったらどうしよう
・悪化したらどうしよう
という怖さがありますよね。
私も、正面を切って対話する勇気はなかなか持てませんでした。最後決意できたのも、勇気を出して相談した大先輩が、背中を押してサポートしてくれたからという背景があります。
あらゆるパートナーシップの中でも身近なパートナーシップほど、その関係性をより良くするアクションを取ることに、怖さや難しさを感じてしまうものだと思います。
大切なものほど、失敗したり間違えたりすることは怖い。
だけど、大切だからこそ、良くなることで毎日の幸福度が一気に上がるのだとも思います。
そんなパートナーシップをより素晴らしいものにしていくために必要な、「機会と勇気」を提供しようというのが、私たちCRAZYのパーパス(存在目的)です。
より良くしていきたいパートナーシップがあるという方は、ぜひ教えてください!
まずは一緒に、考える「機会」を設けることからはじめてみませんか?
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執筆・編集:池田瑞姫
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