2021.09.16

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撮った写真をみると、好きな人が分かるって本当?

昔、某女優さんを写真家のパートナーが撮った写真を見た時、それまでみたその人のどの写真よりも可愛くて、掲載されている写真を見漁りました。
とにかくかわいい。桁違いにかわいい。
どうして、こんなにも違うものかと、不思議に思ったことを覚えています。

 

今回はそんな私が、写真を撮ってもらった時の話。

最近になるまでブリーチをしたことが無かった私は、髪色を変えたことが何かの節目になる気がして、同期の真理恵に「写真を残したい!」とお願いしました。
その時の写真が、今この『愛が見たい』シリーズのバナー画像にもなっています。

本記事では、この写真撮影という一連の出来事での気づきのシェアを通して、私達が自分でつくっている現実について捉える機会にできればと思っています。

1枚の写真には、瞬間が切り取られている

撮影した夜、彼女から完成した写真が送られてきた時、「こんな自分知らない!」と私は驚きました。

写真に写っているのは確かに私。
だけど私は、その私を「見たことがない」と感じました。
同時に、「好きな自分だ!」とも直感的に思いました。

その時、感動している私に彼女が教えてくれたのは、
「これは私が見てるみっきー(私の愛称)なんだよ。私から見えるみっきーの中で、ここが素敵!って思う瞬間にシャッターを切ってる。
ということでした。

時に誰かの、恋人が撮ったふとした写真が、プロのカメラマンが撮った写真よりも魅力的に映ることがあるのはそういうことか!とこれまで不思議に思っていたことを思い返し、彼女の言葉に納得しました。
恋人からみえる表情や雰囲気が特別魅力的であることは、容易に想像がつきます。

その時の写真。お気に入りの一枚。

同時に、私が彼女とどれだけ素晴らしい関係性にあるのかをその写真に教えてもらい、改めて感謝の念が湧いてきました。

愛とは、能動的な行動である

この時気づいた、面白いことがあります。

この「シャッターを切る」という行為は能動的なものです。
「シャッターを切ろう」と思って行動を起こさないと、シャッターは切れません。
つまり、「どの瞬間でシャッターを切るか=どこを切り取ってその人とするか」は、主体的に決めていることなのです。

私たちが目の前の相手のどの瞬間を切り取るかは、自分の意志です。
素敵な表情を押さえることもできるし、嫌な表情を押さえることもできる。

相手に対して、こんなにも解釈の余地があるのかと、ある個人の様々な写真を見ていると気付かされます。

「目の前の人がどういう人か?」という認識は、私たちが思っている以上に、自分自身に委ねられているのかもしれません。

せかいは自由につくることができる

CRAZYには、世界とせかいを区別して話す文化があります。

世界は、存在する世界そのもの。
せかいは、個人が認識している世界。

世界とせかい

世界はそう簡単には変えられません。
だけど、せかいは自分の捉え方によって一瞬で変えることができます。
そして、世界の変化はせかいの変化の積み重ねから始まっていきます。

どんな世界を望んで、どんなせかいを捉えるかは、全て自分の自由。
その自由を、能動的に掴み取っていけるか。
たったそれだけのことで、明日は大きく変わるかもしれません。

 

「私はどんなせかいがみたいのか。」
まずは、それを考えることから始めてみませんか?


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執筆・編集:池田瑞姫
バナー画像:東和香
バナー画像撮影・文中画像撮影:石積真理恵

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vol.1『パートナーシップは世界は救う?!』
vol.2『CRAZY新卒3年目、自分の恋愛から学ぶ「愛のこと」』
vol.3『パートナーシップを更新するだけで、幸福度が上がる?!』
vol.4『私は、「人生の難易度を上げるために」結婚したい』
vol.5『お母さん、離れてくれてありがとう』
vol.6『プロポーズの返答に迷う、すべての人へ』
vol.7『どれだけ教えても、だれかを育てることはできない』
vol.8『愛する人との「永遠」を叶える方法』


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