CONCEPT:波をえがくと、
2019.11 @東京/シエロイリオ
-CRAZY WEDDINGとの出会いと選んだ理由
結婚式を挙げることが決まったが、特にこだわりがなかった私たち。
初めは何ヶ所か式場やレストランを見学に行きましたが、こだわりがないと言いつつ場所だったり、雰囲気だったり、ぴったりと合うところがなく、決断力がない私たちはなかなか決められずにいました。
そんな時に、いつもお世話になっている美容師さんに「プロデュースしてもらったら?」とアドバイスをいただき、いくつか調べて辿りついたのがCRAZY WEDDINGでした。
「なんだかフォトジェニックで
おしゃれな結婚式が挙げられそう」「私たちらしさってわからないけど
プロデュースしてもらって
とっても素敵な結婚式が挙げられそう」
そんな気軽な気持ちで相談に行きました。はじめに対応してくれたのは高津さん。
どんなふうに式を創り上げてくれるのか話を聞きたいだけだった私たちに、「何で結婚式をするのか」などなど、とにかく質問攻めでした。
周りも結婚式を挙げているし、思い出に残るし、そんな軽い気持ちだったので、本当は特別な想いとか必要で、こんな「なんとなく」な私たちに合わないのかもしれないとまで、初めは思ってしまいました。
その時の事を思い返すと、なんとなく思い付いたことを答えましたが、その言葉の中から、私たち自身が気付いていない「結婚式を挙げる意味」を見出してくれていたんだな、と思います。
「人生で一度きり、
お姫様みたいに綺麗になって主役になる」
「大好きなゲストと
楽しい時間を過ごしたい」
「日頃の感謝を伝えたい」
そんなありきたりな想いが強かったですが、結婚式を創り上げる過程を通して、私たちの人生を振り返り、新しい発見があり、さらにこの先の将来について考えられる、そんなかたちで結婚式を挙げられるCRAZY WEDDINGにとても惹かれました。
いつも「なんとなく」そんな特別感もない私たちにも、「きっと特別な何かがあるから、これを機会に探してみたい!」と思わせてくださり、その日帰って二人で話して、CRAZY WEDDINGにお願いしようと決めました。
-プロセスとコンセプト
プロデューサーが決まり、
はじめての面会。
こんな何の特徴もない私たちを担当するプロデューサーさんは大変かもな、と思いつつ、お会いしたのが滝澤さん。
私たちの漠然とした結婚式に対するイメージ…それを形にするのは本当に大変だったと思います。あまり自分のことを話すのが得意ではない新郎なので、3時間のヒアリングで、私たちのことちゃんと伝わったのかな、と考えることもありました。
コンセプト発表の日。
当日まで、どんなコンセプトなんだろうね、とわくわくしていた私たちは、もうすでにCRAZY WEDDINGにお願いして良かったと思っていました。滝澤さんがコンセプト発表前に私たちに贈ってくれた言葉は、出会って間もないのに、ここまで私たちのことを理解してくれたのか、ととっても胸がいっぱいになりました。
「こだわりがない」と言っていた私たちも、本当はいろいろなことを思って感じていて、それを「波」という言葉で表現してくださいました。
波をえがくと、
これが好きかも これがしたい
そうやって 心のままに
ゆらりゆらりと振れを繰り返す
決して一定ではない波の形でも よく見てごらん
浮かび上がってくるのは
波の真ん中を通るまっすぐな線こだわりなく
物事を決めていた私もあなたも
なんとなく
ずっと一緒にいたいと思った私たちも
実は一本の筋があるあなたのこだわりも 私のこだわりも
どっちも知って大切にできたなら
この先に何があろうとも
きっと変わらずにいられるはず探してみよう 知ってみよう
波をえがくと見えてくる 一本の線を辿った先に 私たちの幸せの続きが
見えてくるから
その日、これからここが好きだな、とか何かを選択するときに「何で?」と少し考えながら過ごしてみてと言われ、結婚式当日までに、結婚式を挙げる意味を考える日々が続きました。
-当日までの準備
高砂や挙式会場の装飾などのご提案。ここでアートディレクターの望月さんが登場。「こうしたい」「あれが好き」などわかりやすいイメージがない中、どんな感じになるのかわくわくしました。
コンセプトに沿ったイメージと、私たちの雰囲気、シンプルな中にも私たちを表現できる装飾や色合いにとっても感動しました。派手ではなく落ち着いた色味で温かさがあるけど、存在感はあって、益々当日が楽しみになりました。
そのほかに、ブーケやエスコートアイテムなどもご提案していただき、お金の面で少し悩むこともありました。それ以上のものを自分たちで考えるとなると、ちょっと難しい…と思う気持ちと、私自身、ご提案いただいた時点でもう気持ちは決まっていたこともあり、会場の装飾やエステートアイテムについては全てお任せしました。
今までいろいろな結婚式に参加し、花嫁さんたちからは「忙しい」という話をたくさん聞いてきましたが、とにかく忙しくなりたくない私たち。そんな私たちの気持ちを汲み取ってくださり、様々な提案をしてくださりました。
まず初めは、招待状。
ゲストには感謝の気持ちを伝えたい、その気持ちが大きかった私たちに、「花とお手紙」という招待状をご提案していただきました。
ひとりひとりにメッセージを考えるのが大変かなとも思いましたが、伝えたい気持ちがたくさんあったのと、花とお手紙さんもとっても親切に連絡をとってくださったおかげで、二人で楽しく準備を進めることができました。
そのほかに私たちが準備したのは、プチギフトと引き出物くらいでした。ドレス選びなど、やる事は確かにたくさんあるかもしれませんが、コーディネーターの今村さんがこまめに連絡を取ってくださったおかげもあり、スムーズに進めることができ忙しさはあまり感じませんでした。
いわゆる準備では大変さは感じなかったのですが、披露宴でのコンテンツについては、滝澤さんがとっても悩んでしまっただろう…と申し訳なさがあります。
余興など、「これをやりたい!」というものが特になく、コンテンツについては、お任せしました。
しかし、コンセプトに合わせて、私たちの「波」をゲストに考えていただき、私たちのことをもっと知ってもらうというコンテンツを提案してくださりました。
-当日
やっぱりいちばん印象に残っているのは、ファーストミートです。目を開ける前に、滝澤さんが贈ってくれた言葉がとても温かく、この日を迎えられた嬉しさで、目を開ける前に胸がいっぱいになりました。(あんなに泣かないと言ってた新郎が泣いていてびっくりしました笑)
目を開けて入ってきた景色は、とっても素敵な高砂。そして、周りには今まで一緒に駆け抜けてくれた滝澤さんと望月さんと、今日わたしたちのために結婚式を創り上げてくれるスタッフの方たち。あぁ、こんなにも私たちのために、と気持ちがいっぱいになりました。
挙式会場もシンプルだけど、コンセプトを意識した装飾となっていて、本当に可愛かったです。
とっても素敵なブーケを手にして、お父さんと入場した瞬間、人生でいちばん嬉しくて幸せな瞬間が始まりました。
コンテンツについては、ゲストの皆さんも楽しく参加でき、私たちの知らない私たちを知ることができ、お互いのことを当日もさらに知ることができ、楽しいだけではなく有意義な時間を過ごすことができました。
そして、お互いが大切にしているもの、大切にしていくものを見つけることができました。
当日は新郎も新婦もゲストの前で話す場面が多かったですが、素直な気持ち、感謝を思う存分伝えることができました。派手な演出や余興はないけれど、それも私たちらしさとして、ゲストの皆さんには穏やかで楽しい時間を過ごしてもらえたかなと思います。
-結婚式を終えての感想
私たちの満足度ももちろんですが、参列して下さったゲストたちが「今まででいちばん良い式だった」と言ってくださり、本当に嬉しかったです。
私たちには合わないかも、なんて事は一切なく、こだわりがなくたって創り上げる過程で大切にしたいものは必ず見えてくるのだなと感じました。なんて事ない、平凡な私たちはCRAZY WEDDINGじゃなかったら、お互いのことをこんなに考えることはなかったと思うし、二人の人生を考え、形に残すこともなかったと思います。
人に自慢ができるような人生ではないけれど、CRAZY WEDDINGに協力してもらい挙げることができた結婚式は、胸を張って人生で一番と言えます!人生が変わるほど、というのは大袈裟に聞こえるかもしれませんが、CRAZY WEDDINGじゃなかったら、ふたりで大切にしたいものは見つかりませんでした。
滝澤さんをはじめ、いつも私たちのペースを大切にして気にかけてくれた今村さんや、とっても素敵な会場をコーディネートしてくれた望月さん、一番初めに相談にのってくれた高津さん、当日私たちやゲストのためにあったかいおもてなしをしてくれたCRAZY CASTの皆様にはとても感謝しています。
また、後日ブーケを作ってくれたフローリストの杉田さんからもメッセージをいただき、結婚式が終わった後でも、この日のことを思い出してくださる方がいることにとても幸せを感じました。
ゲストをはじめ、たくさんの人に支えられて私たちがいることを忘れずに、出会いを大切にしていきたいと思います。本当にありがとうございました。