VOICE

the Color

時に華やかに、時に生々しく、
僕たち”らしい”結婚式

TOMONORI&AYANA

CONCEPT:VIRTUAL i REAL
2019.10 @東京Ristorante Venire Venire

画像14


-CRAZY WEDDINGを選んだ理由

『情熱大陸』で、山川咲さんとCRAZY WEDDINGを知ってから3年後、僕は妻と一緒にCRAZY WEDDINGとの面会に臨んでいた。

面会の日、担当してくれたのは日出美紗子さん。たまたま共通の知人がいたこともあり、とても楽しい雰囲気の中で、僕たち夫婦の価値観を伝え、CRAZY WEDDINGが大切にしていることを教えてもらった。

面会の中で、日出さんは育児をしながら広島と東京の二拠点生活をしているなんて話にも及び、広島出身の妻もとても盛り上がっていた。
面会が終わる頃、妻は言った。

「もうCRAZYにお願いしようよ!」

その時の僕の気持ちを正直に白状するならば、

「でも、他の結婚式場のプランも見てから決めない?」

だった。

しかし、目の前には意気投合した女性陣。こういう時、世の男性は実に弱いものだ。“即決”する材料を見つけるために、僕は最後に質問した。

「CRAZYってどんな人が働いているんですか?」

ウェデイング業界出身者もいますけど、異業種からのキャリアチェンジが多いですね。あとは、結婚式を挙げてくださった方に「働きたい」って言っていただくケースもあります。

この答えがCRAZY WEDDINGに即決する理由になった。

「結婚式を挙げた人が、ここで働きたいと言う」


満足度を知る上でこれ以上の言葉はないと思った。

富澤様上本様


-徹底的に時間をかけるコンセプト創り

CRAZY WEDDINGにお願いすると決めてから数日後、次の打ち合わせは”担当チーム”との顔合わせだった。プロデューサーの畠山由嘉さん、コーディネーターの今村菜穂子さんが僕たちの担当だった。こうして「さん付け」することが、今では少し気持ち悪い。

結婚式を終えた今、思うのは、CRAZY WEDDINGの最も“らしい”部分はやはり「コンセプトメイク」だということ。

コンセプトを提案されるのは結婚式の準備が始まってから数ヶ月先で、その期間には式場の候補をいくつか見学していくのだが、その間も夫婦それぞれが記入するアンケートなどの“宿題”があったりして、徹底的に2人の価値観をさらけ出していった

そして、最初の顔合わせの日。この日から、“僕たちだけの”コンセプト作りが始まっていく。席に着くと、プロデューサーの畠山さんからのメッセージが置かれていた。

スクリーンショット 2020-02-20 15.32.30

「もしかしたらご家族にしか話してこなかったことや、ご友人にしか話してこなかったこともお聞きするかもしれません」

この一文を読んだ瞬間は若干、
背筋がピシッとした。

メッセージの通り、時に楽しく、時に本質的に、ヒアリングは進む。2人の育った環境や人生観、趣味、出会い、プロポーズ、今の生活、描く未来。お互いが「そうだったんだ」と思うような話も飛び出していく。2時間ちょっとの間で、テーブルにあったお水を何杯もおかわりしたのを覚えている。

スクリーンショット 2020-02-20 15.32.08


-コンセプトを提案し、涙したプロデューサー

コンセプトができあがるまで、プロデューサーの畠山さんと面会したのは、2回だけだった。確かにたくさんの話をしたが、コンセプト提案の前日、“予想”して過ごす僕たちの会話はこんな感じだった。

「2人とも『ゲスト全員の爆笑が見たい』ってのは一致してるからさ、
そういう感じじゃない?」
「うん、『とにかく楽しく』って伝えたから、”お祭り”とか”フェス”みたいな?」

そんな中、迎えたコンセプト提案の日。
いつもと同じ打ち合わせの部屋で、いつものように世間話から始まる会話。でも、漂う空気は少し違っていた

「ではいよいよ…。コンセプト提案になります。おふたりとも目を閉じてください…」

言われた通りに目を閉じると、畠山さんがコンセプトを読み始めた。

VIRTUAL i REAL
バーチャリアル

これは虚像なのか 現実なのか
本当の“わたし”は どこにいるのか

みんなの期待に応えたくて
それを裏切るのがこわくて

いつしか創られた
正体のない“わたし”は
どんどん大きくなっていった

でも
しっかりしてるから
面白いから
頼りになるから

それがあなたといる理由じゃない
純粋で 優しくて 
少しくらい完璧じゃなくても
わたしはあなたと共に生きる道を選んだ

バーチャルではない リアルを生きよう
本当のあなただってこんなにも素晴らしいと
あなたを一番知ってる私が叫ぼう

虚像の中に輝く“わたし”を見失わないように


ゆっくりと、一言一言を大事に読み上げられたコンセプトは、僕たちの内面のかなり深い場所に焦点を当てたものだった。

「…目を開けてください」

感想を伝えようと顔を上げると、目に涙を浮かべるプロデューサーの顔があった。

僕は一言、「なかなか、えぐってきましたね(笑)」と伝えた。妻も隣でうなずきながら「すごい良い。想像してたのと全然違う」と言った。

広島出身の妻は「私のために、時間とお金を使って遠くから来てもらうのは…」と、結婚式に対して少しだけ消極的だった。
みんなの期待に応えたくて、それを裏切るのが怖くて、そんな本音も、コンセプトには描かれていた

僕の方も同じで、初面会の日からずっと、結婚式は「とにかく楽しく」と訴え続けてきた。そこにはやはり、“期待を裏切りたくない”という感情があった。

これは後日談だが、プロデューサーの畠山さんも「さすがに本心に迫り過ぎかな」と前日まで悩んだそうだ。だからこその涙。
強い想いが宿るコンセプトは、一体どんなカタチになるのか。期待と不安が入り混じる中、VIRTUAL i REALな結婚式を共に創っていくことを決めた



-またも期待を上回ってきた装飾提案

コンセプト提案の前にいくつかの会場に見学に行き、会場は原宿のRistorante Venire Venireに決まっていた。会場の装飾を担当するのは、アートディレクターの望月睦美さんが担ってくれた。

「VIRTUAL i REAL」のコンセプトに沿って、「バーチャルとリアルの自分を映し出す」ように、鏡とプリズムを会場全体に使った空間が提示された。

スクリーンショット 2020-02-19 17.07.59

装飾の花も、妻の「カワイイより、強いイメージ」という好みが表現されていた。

画像5

提案に対して、何も言うことはなかった。
コンセプトの時と同じように、こちらの期待を超えていた。
そして、望月さんから贈られた装飾のラフスケッチは、当日のイメージの解像度をグッと上げる力があった。何度見返したか覚えていないが、だからこそ結婚式当日の朝の「ファーストミート(=装飾が完了した会場を初めて見る瞬間)」では、イメージしていたものが形になったことに、とにかく感動した

画像6


-膨大なコンテンツとその準備

コンセプト、会場、装飾が決まると、残りの時間のほとんどがコンテンツを作っていく時間になっていく。

CRAZYとの面会が始まったばかりのころ、夫婦それぞれに聞くアンケートに「結婚式の当日、見たい景色は?」というものがあった。僕たちは2人そろって「ゲスト(参列者)の爆笑!」と書いていた。「来てもらったからには楽しんでほしい」は、結婚式に臨む僕たちの共通の想いだった。

当日の流れは「先に披露宴で盛り上がり、最後に挙式」を選んでいた。式のスタートからとにかく楽しく過ごし、後半、挙式に向けて一気と2人の内面に迫っていく「VIRTUAL i REAL」のコンセプトを体現するストーリー。

僕たちは「VIRTUAL」の部分で思いっきり”遊ぶ”ことにした。「結婚式でどんなことをやった?」と聞かれても、すぐには全部思い出せないほど、たくさんのコンテンツを重ねていった。

招待状の時点でCDジャケット風にしたり、席次表兼プロフィールブックを全10ページの雑誌にしたり。

画像8

「とにかく楽しく」を表現するために、堅苦しい格好は一切必要なかったので、ゲスト全員にTシャツを配布し「デニム着用」だけドレスコードで指定させてもらった。

画像9

当日も時間の許す限りたくさんのコンテンツを詰め込んだ。地味に作るが大変だった登場の際の15cmのシークレットブーツ。

画像10

新郎新婦の友人たちを巻き込んだ、どこかで見たことあるサイコロトーク。

画像11

ケーキ入刀の代わりに、こちらもどこかで見たことある新郎”入湯”。

画像12

畠山さんディレクションで制作した新郎新婦のドキュメントムービー。ここからは、ふたりの「REAL」な部分を表現していった。当日では言葉にできない本音も、ドキュメントムービーの中では伝えることができた。

画像13

そのあと挙式のためにテラスに移動し、しんみり終わるかと思いきや、やっぱり最後は自分たちらしく楽しく終えたいと思い、そのまま大盛り上がりのフェスをした。

画像14

面会や打ち合わせのたびに、アイデアは湧き出ていた。一つ一つ形にした当日の写真を見返していると、なかなか大変だった準備の記憶が蘇ってくる。

ただ、自分たちで用意できるものは、自分たちの手で作りたかったし、友人も巻き込んで進めたい部分も多かった。「#結婚式に自由を」と謳うCRAZY WEDDINGだが、結婚式の”創り方”の自由も含まれていた

コンテンツの数も、準備の時間も多かったが、全てに共通して、ゲストが楽しんでいる姿を想像して作っていった。結婚式が終わり、「あれは笑った」とか「本当に楽しかった」という言葉と共に思い出してもらえるのが、なにより嬉しい。そんな日々は、今も続いている。



-結婚式を終えて、わかったこと

プロデューサーが涙ながらに贈ってくれた「VIRTUAL i REAL」な結婚式は、時に華やかに、時に生々しく、僕たち”らしい”式となった。

CRAZY WEDDING以外での結婚式を知らないので、比較はできないけれど、そんな結婚式をやってみて、2つの意味を感じている。

まずは、「大切なゲストに対して」持つ意味。

「明るく楽しい、幸せな家庭を築いていきます」「みなさま、これからもよろしくお願いいたします」結婚式で新郎新婦がこうした言葉をゲストに伝えるシーンはよくある。確かに僕たちも同じような言葉を口にした。言葉にすることは大切だと思う。

でも、あの日のゲストの方々には、僕たち2人がどういう人間で、何が好きで、何を大切にしているか。そしてこの先、どんな家族を目指していくかが、結婚式の景色を通じて、よりも強く伝わったと信じている。結婚式が、人生を共にすると決めた2人のお披露目であり、決意表明の場であるならば、これ以上ない形で目的を果たせたと思う。

そしてもう一つ「2人にとって」の意味。
従来の結婚式のルールに捉われず、自分たちの好きなものを探し、選び、組み合わせていくのは、自分について深く考えていく作業だったし、
それは同時にお互いのことを深く知っていく作業だった。夫婦としてスタートを切ったばかりだけれど、この結婚式に至る全てのプロセスで、お互いの新たな一面をいくつも知ることができた


これこそ、2人とって何物にも変えられない意味を持っている

画像15
画像16
FAQ
CRAZY CRAZY WEDDING IWAI OMOTESANDO