お悩み相談室「他者比較に苦しんでいます」

他者比較が強いことが原因で、「自分の器が小さい」と感じているぴょんきちさん。どうしたら他者比較を減らすことができるのか。なにかアドバイスがほしいとご相談をくださいました。

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いつも記事を拝見し勉強させていただいております。ありがとうございます。


お忙しいところ恐縮ですが、私のどうしようもない悩みを聞いていただけないでしょうか。

私は自分の器の小ささがすごく嫌いです。
私は基本的にポジティブな人間なのですが、器の小ささについては改善の見込みがなく、自分の好きな箇所にはなりません。これだけはどうしても直したいと考えています。(裏返しできっと持ち合わせている長所が無くなるとしてもです。)

この器の小ささという問題の原因として、人と自分を比べてしまうことが大きく関係していると考えています。

例えば、後輩など、ひとにものを教えることが苦手です。後輩が仕事ができるようになって抜かれたら嫌とか、比べられたりしなくて済むほどのレベル差でいたいと思ってしまいます。

また、例えば、自分より優れている人(何がかはいろいろですが)を見て、壁を作ってしまったり、妬んだりしてしまいます。

先にあげたように、基本的にはポジティブなのですが、根本の自信が足りないのかもしれません。
ただ自信とかはどうだってよく、自分が他者評価で後輩に抜かれようが私の人生が不幸になるわけではないことや、知らない人の見えてる面と自分を比べること自体無意味なことは重々承知しています。
また、比べて優れているとか考えること自体おこがましいとも思います。もっと謙虚に自分は自分を生きるべきとも思います。

人と比べることに時間を使えるほど人生は長くないとも思います。

ですが、比べなくていいと理解しても、無意識的に比べてしまうのです。

自分は自分。比べたところで幸せにはなれないことは理解しています。
ただ自分を人と比べ続けて生きてきて、もうその考えが染み付いています。
どうにかしたくて悩んでいるのですが、リハビリの一歩目でもよいので何かアドバイスをいただけないでしょうか。

ちなみに、誰でもひとと比べてしまうものなのでしょうか。もしイエスの場合、そういった方はどのように比べた他者と心を広く構えて会話できるのでしょうか。

(ぴょんきちさん・29歳)

 

ぴょんきちさん、ご連絡ありがとうございます!

他者比較、ありますよね。
私自身も他者比較が強くて苦しんだ時期があります。

「誰でもひとと比べてしまうものなのでしょうか?」とご質問もいただきましたが、多くの人が経験したことがあると思います。(調査をしたわけではないので、私の肌感で恐縮です。)

社会生活を送る私たちにとって、自分の立ち位置を他者比較によって認識することは、自然な行動だと思います。
また、適度な他者との比較は、自分を奮い立たせてくれる素晴らしいものだとも感じています。

しかし、それが強くなりすぎると、苦しくなってきてしまいますよね。

今回は、ぴょんきちさんからのご相談内容にも出てきた「自信」にフォーカスして、他者比較について考えてみたいと思います。

ふたつの自信

基本的にはポジティブなのですが、根本の自信が足りないのかもしれません。

とお話しくださっていましたが、私は、何をもとに自信を持つか?が非常に重要であると考えています。

自信は「他者との比較に対して持つ自信」と「自分との比較に対して持つ自信」の2つに分けることができます。

「他者との比較に対して持つ自信」とは、所属する環境において優れていると判断できる場合に持つ自信です。
これは、環境が変わる度に変化する不安定な自信です。

対して、「自分との比較に対して持つ自信」は、理想の自分と現在の自分とを比較して持つ自信です。
これは、「自分の理想」が判断軸になるため、外部環境の影響が少なく、安定しやすい自信です。

社会生活をしている私たちは、業務が変わったり、部署のメンバーが変わったり、会社を取り巻く状況がかわったり、転職をしたりと日々どこかで環境が変化していきます。

つまり、「他者との比較に対して持つ自信」が強すぎると、自信が不安定な状況にさらされてしまう可能性が高くなります。

極端な表現をすると、他者比較からの自信を握りしめて過ごすことは、日々変わってしまう正解を追い続けているようなものです。

他者比較は悪くない

そうは言われても、他者比較はやめられませんよね。

他者と比較することには何の問題もありません。
むしろ、自分がより素晴らしい方向へ成長していくために、周囲の環境と自分の現在地を測ることができるメリットのある行動です。

大切なのは、比較した後、それを根拠にした自信を強く持ちすぎないことです。
その自信を強く持ちすぎると、結果として苦しい状況になってしまいます。

他者との比較が起こった時は、比較した結果を理解して「おいておく」ことがポイントです。これくらいの差があるなと理解した後、良い悪い・優劣を判断せずに、その差の理解にとどめておくことです。

ご質問をいただいた他者比較が生まれた時の他者との関わりについても、この比較は「おいておく」というのがポイントになります。

完璧にできなくて大丈夫です。それを意識しておくだけで大丈夫です。

「判断せずにおいておく」って案外練習が必要ですよね。私は判断したくないのに判断してしまう自分がでてくると、お菓子をつくります。無心で集中できるのが合っているみたいです。

「理想の自分」を丁寧にみつける

では、安定した「自分との比較に対して持つ自信」はどうすれば得られるのでしょうか?

それは、比較する対象となる「理想の自分」を自分で決めておくことです。

自分は何を最も大切にしたいのか。
自分は誰とどんな風に生きていきたいのか。
自分はどんな人間でありたいのか。

その「理想の自分」を自分で認識することで、自分と自分を比較することができるようになります。

自分と関係なく変化し続ける「他者(環境)」に反して、「理想の自分」は常に自分のもとにあります。

この「理想の自分」と今の自分を比較して、近づいていく自分に自信をもつことが大切だと私は考えています。

自分との比較を、楽しむ

もっと具体的に言うならば、「理想の自分」をできるだけ明確にイメージする時間を定期的に設けましょう。
その「理想の自分」と比較して今日の自分はどうだったか振り返る習慣を持ちましょう。

理想と距離感が近く過ごせた日は喜びましょう。
距離が遠かったなと思った日は、よく頑張ったねと自分を褒めて、明日何を工夫するか考えてみましょう。

難しいことは考えすぎずに、これだけをやり続けてみると少し違う景色が見えてくるかもしれません。

毎日完璧!なんてことは生き物である限り難しいと思います。
だからこそ、理想に近づいていく自分を、理想に近づくことが難しい自分を、楽しんで過ごしてくことを一番大切にできるといいなと思っています

たった一つ、一度しか生きられないぴょんきちさんの人生を、ぴょんきちさん自身がおもいっきり楽しめることを願っています。


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執筆・編集:池田瑞姫
バナー画像:東和香

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