今回は、自分の夢とだいすきな彼と、結婚への周囲からのプレッシャーと・・・様々なものの間で悩むASUKAさんが、ご連絡をくださいました。
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わたくし、2年と少しお付き合いをしている彼がいます。
27歳になって、周りも結婚や出産と大きなライブイベントを迎え、いつ結婚するのかと無言の圧力であれ実際の質問であれ、他者からの「結婚して当たり前」的なプレッシャーに悩みたくないのに悩まされるこの頃です。
来年度、地元関西を離れ転職のため上京しようかと検討しています。わたしには夢とかやりたいことがたくさんあって、彼も応援してくれていますし、なによりそんなわたしを好いてくれています。
ただ、以前「子どもは3人ほしいなあ」と言っていた彼の願いを叶えてあげられなさそうな自分自身に、このままで良いのかなと後ろめたさを感じてしまいます。別々の道を選択するのであれば早い方が良いに違いないですが、彼のことがだいすきで、結婚や出産に縛られない関係の継続ができればいいのですが…。
(ASUKAさん 27歳)
※文章を一部割愛しております
ASUKAさん、はじめまして!
ご連絡ありがとうございます。CRAZYの池田です。
20代後半に差し掛かってくると、周囲の動きや期待の変化を感じることも増えてきますよね。「いっそ、それに飲み込まれてしまったほうが幸せなのかな?」なんて考えることもあるのではないでしょうか。
「ふたりの幸せ」に必要なものは何か?
私は、ふたりが幸せでいるには、ひとりが幸せであることが前提条件だと思っています。「ひとりが幸せ」を置き去りにして、「ふたりでいないと幸せになれない」関係性は、あまりにも苦しい。
そういう不安定な恋愛が苦くて楽しい時期もありますが、永く一緒にいるパートナーとそういう関係なのはしんどいですよね。
以前、コラムシリーズ「CRAZY新卒3年目、自分の恋愛から学ぶ『愛』のこと」の中でもご紹介したことがあるのですが、人間の成長法則について触れた「7つの習慣」では、
依存から自立へ、そして相互依存へと至る「成長の連続体」を導く
引用:スティーブン・R・コヴィー著, 『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』,p.51, キングベアー出版
という内容が述べられています。
ここから、「私たち(今回の場合ふたり)」のより素晴らしい人生には、その前に「私」のより素晴らしい人生が必要だということが分かります。
夢ややりたいことがあるASUKAさんだから、「私」を持っている方だと思います。
また、そんなあなたを好きな彼だから、「私」があることの素晴らしさを知っているのではないかと思います。
そんなふたりがそれぞれを持ち寄って「私たち」を重ね、「ふたりの幸せ」を見いだせたらとっても素敵だな〜と勝手ながら、想像しております。
一歩進むために、チャレンジしてみてほしいこと
「あなたが生きたいこれからは、どんなものですか?」
「彼が生きたいこれからは、どんなものでしょうか?」
「そして、そんなふたりが望む『ふたりのこれから』は、どんな日々ですか?」
少しだけ時間を取って、いつもと違う場所にふたりで出かけて、考えてみるのも良いかもしれません。「いつも」から離れてみるのが、おすすめです。
まずは、自分の幸せを改めて考えてみましょう。毎日忙しなくしているとついつい忘れがちな「自分にとって大切なこと」が改めて思い出されるかもしれません。
その後、お互いの幸せについて聞いてみましょう。既に知っていたことも、初めて知るようなこともあるかもしれません。
最後に、それらを踏まえて、ふたりのこれからを想像してみましょう。何か決めなくてはならないものではありません。「こうしたい!」は変化していくものです。今、ふたりがどう思っていてどんな未来を描いているのか、ただ話してみる。それだけで感じられるものが、ふたりの間にあると思います。
ふたりの幸せは、ふたりで決める
お互いの幸せを尊重して考える「ふたりの幸せ」というのは、今ASUKAさんが悩んでいるように決して簡単ではありません。だけどその分、楽しいものになると思います。その過程自体がふたりらしいものであることに、何よりも価値があると思います。
自分の幸せは、自分で決める。
ふたりの幸せは、ふたりで決める。
どう過ごしたって「確実な未来」というものは存在しないこの世の中です。
どうせなら、ふたりがいいなと思って決めた日々を積み重ねて楽しんでもらえるといいなと願いながら、応援しております。
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執筆・編集:池田瑞姫