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【極秘会議を公開!】スマイルズ・遠山正道氏とNumero TOKYO・田中杏子氏をお呼びした、IWAI誕生のビハインドストーリーとは【前編】

有名ブランド激戦地である表参道に、新しいブランドが誕生する。CRAZY WEDDINGが手がける、IWAIだ。お祝いの本質的価値を考え、結婚式だけでなく人生の節目に合った様々なお祝いができるという。

IWAI誕生の背景にあったビハインドストーリー、第2回。CRAZY代表・森山和彦とCRAZY WEDDING創設者・山川咲は、IWAIのサービス骨子を決めるためにブレスト会議を開催した。そこには、スマイルズ代表の遠山正道氏とNumero TOKYO編集長の田中杏子氏の姿が。新ブランドが生まれる前に交わされた、インスピレーションとは。当日の極秘会議をレポートする。

※ビハインドストーリー第1回目はこちら

「パッケージ」に見えた次なる可能性。

森山和彦(Kazuhiko Moriyama)株式会社CRAZY 代表取締役社長  人材コンサルティング会社での6年半の勤務を経て、2012年7月に株式会社CRAZYを創業。同社をビジネスグロースさせながら、全社員で1ヶ月休んで世界一周など、独自の組織運営を実践。2018年「働きがいのある会社」及び「働きがいのある会社 女性ランキング」初エントリーにてダブル受賞するなど、ユニークな経営手法が注目される。

森山和彦(以下、森山):会場を持たずに結婚式をプロデュースする、CRAZY WEDDINGを立ち上げた僕たちは、6年を経て、表参道に会場を持つことにしました。従来の結婚式場ではなく、祝うことに集中できる新しい概念の場所にしようと考えています。今日はその新しい概念について議論をしていきたいと思います。

山川咲(以下、山川)私たちはオリジナルウェディングにこだわってきました。特に「会場のオペレーションウェディングには負けない」と言ってきたんです。ですが6年間サービスを提供して、会場を持たないからこそ自由にできる部分と、不自由になってしまう部分の両方があると感じました。

また、私は情熱大陸出演後に体調を崩し、その後出産をしたのですが、2年間のブランクを経て復帰し、これまでとは違う感覚を感じたんですあえてオペレーションを取ることで、「特定のプロセスを通して、人生が表現されるウェディング」ができるんじゃないかと思ったんですよ。

今日までの全ての日を「お祝い」する。

山川咲(Saki Yamakawa)株式会社CRAZY / CRAZY WEDDINGブランドマネージャー 業界で不可能と言われ続けた完全オーダーメイドウェディングのブランド「CRAZY WEDDING」 を立ち上げ、たった1年で人気ブランドに成長させる。2016年には夢であった毎日放送「情熱大陸」に出演。2年間の休業を経て第一子を出産後、表参道にて新ブランド「IWAI」を始める。著書に『幸せをつくるシゴト』(講談社)。

遠山正道(以下、遠山)氏:会場を多数持って、パッケージ的にオリジナルウェディングを提供していくということでしょうか?

山川:そうですね。ただ、私たちは、いわゆるの結婚式屋さんではありません。人生をクリエイティブに祝うプロフェッショナルとして、新たなフォーマットを提案したいと思っています。

日本人はお祝いを、人生の節目や、その日を祝うことだと捉えていると思うんです。ですが私たちが考えるお祝いは、結婚式までの全ての日々に「おめでとう」と言うこと

1歳になった娘が今日まで過ごしてきた日々や、お母さんが戸惑いながら子育てしてきた日々。その全てを祝えるかどうかで、お祝いの質は大きく変わると思うんです。

大事なことは、人生における点が線になること。これまでの日々を振り返ることで、点だと理解していた出来事の意味が繋がって、線になる。参加したゲストの皆さんが、二人の人生を線で理解できて、全てに「おめでとう」と心から思える空間を作りたいんですよね。

語ってしまうと、終わっちゃう。

遠山氏:なるほど。今ようやく理解したのですが、祝いとは、その日だけじゃなくて、生まれて来てから今日までの日をお祝いすることなんですね。CRAZYが決めた問いをもとに、考えてみるとかどうでしょうか。

問いがあると人は、昔の思い出もスルスルっと書いちゃったりするじゃないですか。パッケージ化された中だからこそ、生まれるものがあると思います。課題を与えられると、ちゃんとこなそうってなるのが日本人ですしね。

遠山正道(Masamichi Toyama)氏 株式会社スマイルズ 代表取締役社長 三菱商事株式会社初の社内ベンチャーとして株式会社スマイルズを設立。2008年2月MBOにて、100%株式を取得。Soup Stock Tokyo、ネクタイブランドgiraffe、新しいセレクトリサイクルショップ、PASS THE BATONの企画・運営を行う。NY、青山などで絵の個展も開催。

これがヒントになるか分からないですが、現代劇とかを観終わった瞬間って、大体よく分からないことが多くてイマイチなんですよ。でもその後に友達とご飯を食べながら話すと「あれ、それってそういう意味なの? 」と気づいて、そこからが楽しいんですよね。

アートもそうなんだけど、語っちゃうと終わってしまう。自分で気付いたり、発見できたりすると自分ごとになって楽しくなる。新郎新婦二人に対しての愛情や感謝に、自分なりに気付く体験があるといいですよね。なんか現代の結婚式ってそれくらいでいいのかなって思うんです、あんまりやりすぎない感じがむしろいい。

森山:確かにそうですね。「良いウェディングって何?」って聞いて友人から返ってきた答えは、「離島でのプライベートウェディング」だったんですよ。自分たちで作っているから、他人事が全くない空間なんですよね。

遠山氏:ゲストもいないし、コストもない。みんなで最後片付けして帰るみたいな感覚ですよね。それこそ究極の自分ごとです。

森山:自分たちでやるという感覚と、サービスに対してお金を支払っている、という感覚の両立がポイントになりそうですね。

田中杏子(Ako Tanaka)氏 Numero TOKYO編集長
ミラノで雑誌や広告などに携わった後、帰国後はフリーランスのスタイリストとして活動。スタイリストやファッションエディターとして活躍後、2005年11月『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)も好評発売中。

田中杏子(以下、田中)氏:みんな、意外に「お金を払うことでサービスを受けている」とは感じていないんじゃないですか。自分が参加して何かをやったという満足にお金を払うみたいな。「やらされたんだよ」って感じるのは、嫌いな人のウェディングに参加したケースですよね。それは、参加しなくて良かった人たちかもしれません。

山川:本当の意味で「お祝い」を考えると、呼びたい人だけを呼ぶのは大切ですよね。

現代は、暑苦しさよりも、クールさ。

山川:お二人は結婚式でどんなことを感じますか?

田中氏:円卓に座るのが、気恥ずかしいと感じますね。もっとフランクに気軽に騒げる披露宴だったらいいのに。

普通の披露宴も、親戚として参加する時は、「ここまでよく子育て頑張ったな」って思いながら楽しめるけど、友達として参加する時は、「正直この後のパーティだけでもよかった」という気持ちになるときもあります。とはいえ、生い立ちのムービーやお母さんへの手紙の時間では、お決まりのように泣いちゃうんですけどね(笑)。

山川:参加する側は、コース料理を食べることや友達に会えることも楽しみでもあると思うんですけど、結局は新郎新婦の人生に触れられることが大事なんですね。

毎回大々的にケーキカットをやることが多いですが、別にケーキを見に来てるわけじゃないし、実は無駄なことがすごく多いと思っています。

遠山氏:僕は、挙式と披露宴と二次会、3つを開催するのはご苦労だなと思っていましたよ。参加費は、3万円ではなく、5千円くらいに抑えて、仲間うちで宴会してもいいんじゃないかなって。

僕は今週主賓として結婚式に出席するんだけど、盛り上げなきゃいけないのかって不安になっちゃう。今の人たちって結構みんなクールじゃない? 暑くるしいコンテンツとか面倒臭い、みたいな。だから当日のムードや雰囲気は、感情を押し付けないで、自分から湧き上がるものになるといいですよね。全体的にそれが現代的な気がします

シャイな日本人っぽいものがいいですね。静かに泣く、感動してるみたいな。「日本の結婚式めっちゃクールで暑いね」と外国の人がびっくりする感じ(笑)。

後編へ続く:こちら

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▼IWAIのビハインドストーリーVol.1はこちら

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写真:小澤 彩聖

水玉綾(@maya_mip)
Aya Mizutama

CRAZY MAGAZINE編集長。フリーランスのライター・編集者。働き方・組織論などのビジネスシーンから、個展やポエミーな文章まで幅広く担当。世の中が美しくなる編集を大切にしている。吉本ばななさんのTUGUMI、ミヒャエル・エンデさんのモモが好き。

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