2021.10.18

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WHY CRAZY?「27歳からのキャリアの作り方」 田口好美 編

CRAZYでは、2021年9月16日に「WHY CRAZY? #1〜27歳からの新しいキャリアの作り方〜」オンラインイベントを実施しました。

今回は「27歳からの新しいキャリアの作り方」をテーマに、CRAZY WEDDING ordermade ブライダルマネージャー 田口好美 (通称:コニー)とマーケティング室責任者 松田佳大(通称:みんみん)の対談を行いました。27歳で大手広告代理店と大手人材企業からCRAZYへ転職をしたふたり。「その決断の裏側にはどんなストーリーがあったのか?」「どうして転職先をCRAZYに決めたのか?」「キャリアチェンジにおける意志決定基準は何だったのか?」といった、30代を前にしたキャリア検討の参考になる裏話が盛りだくさんの会となりました。

本記事では、CRAZY WEDDING ordermade ブライダルマネージャー 田口好美に焦点を当てて、対談内容を振り返っていきます。

※イベント対談内容の書き起こしを、一部編集しております。

(モデレーター:吉田勇佑)

誰かの期待に応える生き方」に感じた危機感

吉田:
はじめにまず新卒で社会に出てからも含め、どんな感じで社会人生活を過ごして、27歳前後で何があってCRAZYに入社したのかを聞いていければと思います。早速コニーちゃん、聞かせてください。
 

田口:
はーい!私は、前職に新卒として、就職氷河期の中で入社しました。
私もみんみんも同い年なんですけど、当時はリーマンショックで超氷河期だった。そんな中入社して一生懸命頑張っていた中で、「27歳になるときには自分に誇れる自分でいなきゃ」みたいなことを子どもの頃からずっと思ってたんだよね。
 

吉田:
幼い頃から思ってたんだね!

準MVP獲得時の一枚

田口:
そうなんだよね。私は3姉妹なんだけど母がお姉ちゃんを産んだのが27歳だから、女性の中で27歳ってすごいひとつの区切りの時だと、漠然と思ってたかな。
でも、前職はここに骨埋めるんだろうなと思うくらい、やめるつもりなんて全くなかった。
 
そんな中で4年間営業として頑張って、準MVPも獲ることができてすごく嬉しかった。だけどその時に「次は◯◯部のリーダーで、その次は部長になるんだね!」みたいなことを言われたんだよね。それに対して嬉しいという気持ちよりも「自分の意志に従うよりも、誰かの期待に応える生き方ばかりしてるかもしれない」という危機感の方が大きかった。
 

吉田:
なるほど。会社の中で期待も高まっていくからこそ、そこに合わせていっちゃいそうな感じだったんだ。
 

「自分はどうしていきたいんだろう?」から動き始めた人生

田口:
そうそう。それも悪くないとも思ったんだけど、そのタイミングで自分の価値観に気づく大きなきっかけがあって。
 
ちょうど前職で表彰を受けて、たくさんのボーナスと勤続3年で10連休のご褒美を貰ったから、家族にハワイ旅行プレゼントしたんだ。
 

吉田:
めちゃくちゃいい娘じゃん・・・!
 

松田:
え?これ前職の話だよね?親孝行の話?笑
 

田口:
まだこっからあんのよ!笑
 

吉田:
我々は「愛がみえる」というブランドメッセージの会社ですからね!愛がみえる話だよね。
 

前職のチーム写真

田口:
そう。ハワイに行って海辺を歩いている時に、ビーチを歩いてる人たちを見て、私は人からの期待やどう見られているかにすごく敏感だったことに気づくわけですよ。体型とか全然気にせずその服着ちゃうんだみたいな、自分とのギャップをすごく感じて、「私は一体何に悩んでんだろう」って思ったの。
 
それで、「自分はどうしていきたいんだろう」をちゃんと考えようと思って、転職するつもりではなく自分の視野を広げたいという気持ちで、社外の人に話を聞いてみようと思ったの。その時に一番最初に浮かんだのが、前職の先輩でありCRAZY10番目の社員のスージーさん*1だったんだよね。
 

吉田:
なるほど!
 

「自分の人生を自分でつくれる人でいたい」新たな決意

田口:
スージーさんがCRAZYに転職した後、Facebookで見た働いている姿がめちゃくちゃ輝いていて。この人に話を聞いてみたら自分のこれからが変化するかもと思って、出待ちして話を聞かせてもらったの。「自分自身が何をしたいかとかということよりも、自分がどう生きていきたいか」ということをすごく考えさせられたんだよね。その結果、「私は誰かの期待に応えるのではなくて、自分の人生を自分でつくれる人でいたい」ということを強く思ったな。
 
だから、会社には「辞めます。」じゃなくて、「こういう会社があって次のステージに行くためにちょっと選考受けてこようと思います!」と許可をもらって選考を受け、結果的に転職したという感じ!
 

松田:
ええ話や・・・!
 

田口:
CRAZYで何がしたいというよりも、27歳これからの人生を自分でつくるという意志で生きる人でありたいということを決めてこの会社を選んだら、CRAZY WEDDINGをやっていたというのが結果ですね。
 

吉田:
なるほどね。もうここまでの話で既にコニーのパワーをすごい感じてるよ。
 

松田:
参加者の皆さんもすごい頷いて聞いてくれてるね。 
 

吉田:
ここまでの話をざっくりまとめると、27歳という年齢に対してなんとなく人生の転機というイメージがあった中で、仕事を超頑張って成果を出して、 親孝行を兼ねて行ったハワイで生き方について考える機会があったと。
 
そこで、僕がコニーのすごいと思うところは、悶々としたり悩みながら、普通はみんな止まちゃうと思うんだけど、アクションをしたことだよね。
 

田口:
「もともとそういうことが出来る人なんでしょう」ってよく言われるんだけど、全然そんなことない。その時まで、他の会社の人とかに話させてくださいみたいに意識高い系では全くなくて。別にもう少し井の中の蛙でもよかった。前職が大好きだったから、前の会社の中の人たちと交流することがすっごい楽しかった。だけど、初めてアクションを起こしちゃったのがCRAZYだったっていうのがすごく大きいかもね。
 

松田:
いい話ー!!
 

理想の自分を目指せる場所が、CRAZYだった

吉田:
だね〜。ちなみにコニーは、突撃して話を聞いた後、どんな感情だったの?
 

田口:
私は元々スージーさんがどう生きているのかが知りたくて話したかっただけだから、CRAZYという会社に興味があったわけではなかったんだよね。
 

吉田:
そっか。じゃあ純粋に先輩にインタビューしたかったって感じだったんだね。
 

田口:
そうそう。それがきっかけで、CRAZYの人に出会っていくことになったけど、当時って中途向けの会社説明会はしてなかったから、新卒説明会に、社会人4年目で参加したの!笑
 

松田:
そういうのあったわー。笑
 

田口:
本当は咲さん*2の説明会に行きたかったんだけど空いてなくて。森さん*3のしか空いてなかったから、「森さんかあ・・・」って正直思ったんだけど。笑
 

吉田:
社長に対して失礼だぞ。笑
 

田口:
「『新卒向け』って書いてるけど行っちゃえ!」と思って一番前で意気込んで話聞いてたんだけど、森さんが何言ってるか全然分からなかった・・・。でもなんか凄そうというのは身体が分かったみたいで、翌日知恵熱出ちゃったんだよね。
 

吉田:

一応新卒向けの説明会なんだけど、4年目のコニーちゃんは知恵熱が出たと。
 

田口:
うん。そこから「CRAZYってどんな会社なんだろう」よりも、「私ってどう生きたいんだろう?」の方に興味が強くなっていって、それを突き詰めていったときに、なりたい自分になることを目指せる場所がCRAZYだと思ってCRAZYに入社すると決めた感じかな。
 
でも、私もみんみんと一緒で最初は結婚式に興味はなかったし、正直自分が何の職種で採用されているのかも何もわからずに面接してた。
 

松田:
わかる!!僕も入社決まるまで、給料もポジションも全く決まらないまま内定出たよ。
 

吉田:
やばい会社じゃん。笑
 

松田:
あと内定っていうのが当時は厳密になかった。
 

田口:
そうそう。ライフプレゼン*4が終わった後に、勇佑に「これって合格でいいですか?」って聞いたんだけど、「ちょっとわからないから、一旦連絡するね。」って言われて。笑そのまま前職に朝出社したなー。
 

吉田:
そうだよね。当時は全面接が終了した後に全社員の前で、「自分はどう生きたいか」ということを伝える、ライフプレゼンテーションを10分する流れだったんですよ。それを見た全社員が「YES」と言わないと入社できないっていう時代がありました。今はちょっとやり方変わってきてるんですけどね。
 

松田:
僕は面談も14回しましたからね。
 

吉田:
そうなんですよ、みんみん14回。コニーも僕との面談も合わせると10回以上してるんじゃないかな?
 

田口:
そうだね。それも会社に適応できそうかとか、どんなスキルを持っているかとかではなくて、その人の人間としての本質を見られるじゃん。だから、入社するとも言ってないのに、面談の段階で何度も勇佑の前で泣いてるし、すごい考えて自分の考えをノートに書くみたいなことをしてたな。いまだに2015年自分探しノートっていうのは超大事にとってある。
 

田口自身が綴った自分探しノートの一部

全力で仕事をすることは、全力で生きること

吉田:
なるほどね。入社した後の話を聞いていこうかな。元々興味はなかった結婚式の仕事だし、ベンチャーだし。働いてみて実際どうだった?
 

入社初期の1枚。田口は左から2番目。

田口:
CRAZY1年目・・・。まぁ正直言うと記憶がない。笑
私が入社した時はCRAZYがちょうど創業3年目のタイミングで、咲さんが情熱大陸にも出演して、かなりイケイケだったんですよね。当時は背中を見て覚えろという感じが強くて、大変だったけどがむしゃらで楽しかったな。ちょっと表現の仕方は違うかもしれないけど、バレーボールで新しい技術をたくさん教えてもらってる感覚。すごく楽しくて、明らかに成長している実感があった。
 

吉田:
楽しかったんだ!いいね。
 

田口:
そう。しかもそのがむしゃらにやってる最中で、当時お付き合いしてた方とお別れしてるんですよね。同棲して親にも挨拶もしてたのに。前だったらこういう時に、自分が正しくて相手は間違っているみたいな考え方をしていたかもしれないけれど、その時は、相手にとっての幸せは何でわたしにとっての幸せは何なのかみたいなことを話してお別れができたんだよね。
 
このお別れの仕方をした時に、CRAZYに転職した理由にもあった自分を好きになりたいとか、自信を持って生きたいということが、やっと少しづつできるようになってきたのかもしれないなって思えたんだよね。
 

吉田:
なるほどね。初年度仕事も忙しくて大変な中でパートナーとの関係性も含めて、生き方も大きく変化したんだね。
 

田口:
そうだね。仕事している感覚は全然なくて、まさに生きてるって感じ。仕事でぶつかる壁が基本は生きてる上でぶつかる壁になっていると気づいたかな。
 
結婚式のプロデューサーとしてお客様の人生に踏み込むことも、他の人にとっては仕事なのかもしれないけど、私にとっては仕事ではない感覚だった。でも一方で、当時は順応できなかったというか、あまり社内で発言はできなかったかな。
 

吉田:
なるほど。入社直後でそもそも業務内容やカルチャーに関して知らないことが多かったこともあるだろうね。
 
CRAZYに限らず、新しい環境に飛び込んだ後に壁を超えていくために必要な要素って何なんだろう? 例えば、今は発言しまくりのコニーだけどその壁をどう超えたの?
 

田口:
そうだね。笑
 
私の場合は入社前最後に行うライフプレゼンテーションがきっかけかな。新しい環境でいろんな壁にぶつかるし、当たり前に怖さがある。でも私は何でCRAZYに来たんだろうとか、何をしに来たのかって考えた時に、こういう時に勇気を持って超えられる自分でありたくて、そうなりたかったから入社したんじゃんって思い返したら、適切な壁だよなと思った。常に自分に対して、超えるの超えないの?勇気出すの出さないの?って問いかけていたからこそ、超えられたのかなと思う。
 

小さな行動の積み重ねが、大きな決断につながる

吉田:
なるほど。覚悟を持って飛び込んだ上で、その覚悟の原点に立ち戻ったり、それを信じて超えてきたのがコニーなんだね。
 
ちなみに、飛び込んだ方がいいとか、大事なのは覚悟だよっていうのは頭ではわかるんだけど、どう飛び込むの?とかどう覚悟もつの?っていうのがあると思うんだよね。コニーはなぜそこまで頑張れたの?
 

田口:
CRAZYの今の仕事はとてもクリエイティブで、コピーライティング的なこともするし結婚式のオペレーションを考えたり、現場でディレクションをとったりと、右脳も左脳も心も使うすごく難しいものなんだよね。私も前職が営業で、こんな仕事はやったことも勉強したこともなかったから、仕事に対して自信の無い自分に何度も向き合ってきた。
 
若干根性論みたいなところもあるんですけど、やっぱり自分に恥ずかしい生き方はしたくないっていうのがすごく自分の中で強かったんですよ。目の前に怖いものが来たときに、そこから逃げる自分じゃなくて挑戦する自分のほうがダサくないなって思ってる。そういう小さな一歩を積み重ねたからこそ、やっと自信が持てるようになったんだと思うんだよね。
 

吉田:
なるほどね。小さな積み重ね、いいね。
 

田口:
私は日常の中でも大事にしているんですよ。例えばこの前、駅でおじいちゃんとおばあちゃんが重そうに荷物を持っていたんですね。荷物持ちましょうか?って声かけようかなって思ったんだけど、こういう時もやるかやらないかの一歩を踏み出すのとそうで無いのでは、結果が全然違うじゃないですか。どんな時も一歩を踏み出せる自分でありたいなって常に思っているんですよね。
 
この時も一歩踏み出した結果、とても感謝してもらえて私の自信にもなるという体験をしました。小さいことでも自分に期待できるような毎日を送っていくことを大切にしたいと思ったし、こういうことでしか、最終的に大きなジャンプはできないと思ったかな。
 

吉田:
めっちゃいいね。大きな覚悟を持つとか、感動体験をしてというような大きな話もあるけど、そうじゃなくて、日々の仕事やプライベートのちょっとした勇気や自分の理想を選んでみるということ、朝にパン食べたいかごはん食べたいかみたいなことでも、自分が気持ち良いと思える選択するということの積み重ねるが、大きな決断につながったりもするんだね。
 

田口:
後悔したくないんだよね。毎日あの時こうしておけばよかったと思っていたのが、26歳までの私の中ですごく多かったんだよね。それが嫌だから、私は27歳で変わろうと思ったんじゃんって、いつも自分に言って過ごしてる。
 

*1スージーさん・・・株式会社CRAZY社員 杉浦真弓
*2 咲さん・・・CRAZY WEDDNG創業者 山川咲
*3 森さん・・・株式会社CRAZY代表取締役社長 森山和彦
*4 ライフプレゼン・・・CRAZYの組織文化である、自分の人生についてのプレゼンテーション。入社時に全員行う。松田・田口入社時は選考プロセスの最後で実施していたが、現在中途採用メンバーは入社3ヶ月後に行う。


「理想の自分はどんな姿か?」と向き合った先で、CRAZYと出会った田口。理想の自分で在り続けるためには、どれだけ小さなことでも自分が良いと思う選択を続けることが大切であるというお話でした。「生きること」と「仕事をすること」が同じであるというのも興味深い内容でしたね。
 

次回イベントのお知らせ

来る2月24日(木)、WHY CRAZY #4 〜入社直後のわたしたちが見ている景色〜を開催いたします。

IWAI OMOTESANDOのプロデューサーとして半年以内に中途入社した2名が登壇。ふたりのキャリアチェンジのエピソードや、入社直後だからこそ感じるリアルな本音を紐解いていきます。

<イベント詳細>
▶︎イベントページ:こちら
▶︎日程 :2022年2月24日(木)
▶︎時間 :19:00~21:00(18:40受付開始)※時間は目安です
▶︎場所 :オンライン(zoomを想定しております)
 参加者の皆さまへは、追ってメールにてURLをお送りいたします。
▶︎参加費:無料

「CRAZYで働きたい!」という方や、「CRAZYの事業や仕事に興味がある!」という方へおすすめのイベントです。
皆様のご参加をお待ちしております!
 

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