2023.03.17

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ゲストに喜ばれるシンプルなIWAIの結婚式

高砂や豪華な装飾、ケーキ入刀……そんな“普通”の結婚式にあるものが、IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)の結婚式にはありません。

“普通”がない分、大切なゲスト一人ひとりに気持ちを伝え、会話を楽しみ、これからのご縁を深める時間を過ごすーー。「ふたりが主役」なのではなく、「人と人が繋がる場所」。それが、IWAIの結婚式です。

必要なものだけを残して削ぎ落とした空間やプロセスから、よく「シンプル」と称されるIWAI。2022年4月に結婚式をあげた峻也(しゅんや)さんとひとみさんも、そのシンプルさに惹かれてIWAIで式を挙げることを決めました。しかし、結婚式を終えたあと、「シンプル」の本当の意味に気付いて胸がいっぱいになったんだとか。

ふたりの結婚式のエピソードから、「IWAIの結婚式」を紐解いていきます。

IWAI以上にシンプルな式場はないと思った

おふたりが、IWAIで結婚式をあげようと思った理由を教えてください。 

峻也さん:
落ち着いたシンプルな雰囲気が僕たち好みだなと思ったのが、IWAIに決めたきっかけです。

これまで、何度か友人や親戚の結婚式に参加させていただきました。立派なインテリアやお花に囲まれていて、「綺麗だな」とか「豪華だな」とは思うのですが、いざ自分が式を挙げる立場になったとき、そこに主役として立っている姿がイメージできなかったんです。

主役のふたりにお祝いの言葉を贈りたいのに、ゲストとふたりの席が離れているからなかなか話すタイミングがなくて、気がついたらパーティが終わっていたなんてことが何度もあったから……。

ひとみさん:
かといって、自分たち好みの式場をどうやって探したらいいのかもわからなくて。そんなときに友人から「結婚式場で働いている知人がいるから相談してみたら」と紹介してもらったのが、IWAIでブランドプレゼンターを務める果純(かすみ)さんだったんです。果純さんは、結婚式や式場の基礎知識、かかる費用などを丁寧に教えてくれました。

峻也さん:
その流れで、IWAIも紹介してもらったんですよね。式場自体も、プロセスもシンプルな場所だよって。

果純さんに紹介されるまでIWAIのことは知らなかったのですが、写真を見た瞬間から落ち着いた、いい雰囲気の場所だなと気に入って。IWAIはシンプルで豪華な装飾やお花、高砂席はない。だからこそ、ふたりとゲストの距離が近く、参加者全員で楽しめる式ができそうだなと感じました。

ひとみさん:
式場の探し方やプランの選び方を教えてもらったあと、本格的に式場探しを始めました。でも、どの式場を見てもIWAI以上にピンとくるものがなくて。そもそも、果純さんにIWAIを紹介してもらってから、式場を探す基準が「IWAIの雰囲気に近いかどうか」になっていたんです。

峻也さん:
この時点でもうIWAIに心を奪われていますよね(笑)。

ひとみさん:
最初にIWAIを目にしたときから、心は決まっていたのかも。私、豪華なドレスを着たいとか、人前に出たいとかあまり思わないんです。だから、一般的な「ふたりが主役」の結婚式にあまり興味が持てなくて……。じゃあなぜ式を挙げるかと言うと、「大切な人たちと一緒に楽しい時間を過ごしたい」からなんだって、IWAIと出合ってから気付きました。

IWAIの結婚式準備は、これまでの人生の棚卸し期間

IWAIで式を挙げることを決めてから、式当日までの流れを教えてください。

ひとみさん:
式本番までに面会は3回ありました。ちなみに、IWAIではカメラマンや司会者、装花を選んだり、席次表や招待状を作ったりする必要はありません。IWAIを知り尽くしたそれぞれの分野のプロが私たちの希望を踏まえて必要に応じた準備をしてくれるので、安心してお任せすることができました。

私たちがやることと言えば、これまでの人生を振り返る人生年表を埋めることと、ゲスト全員に向けて手紙を書くくらい。果純さんから聞いていたとおり、一般的な結婚式に比べたらIWAIの結婚式準備はかなりシンプルだなと思いました。

人生を一つひとつ振り返っていく体験はどうでしたか?

ひとみさん:
私、自分のことを話すのがあまり得意じゃないんです。最初の面会では、伝えたいことはあるのにうまく表現できず、何度も言葉につまってしまいました。でも、プロデューサーの大谷さんが「ゆっくりで大丈夫ですよ」と寄り添って話を聞いてくれたから、少しずつ自分の想いを口にすることができたんです。

2回目の面会では、人生年表の内容をもとに作られた式当日にも上映できる動画「ライフストーリー」を確認したのですが、その内容がすごく良くて。「こんな想いがあったから、あのときこの選択をしたんだな」「このゲストは、私がこんなことを考えていたときに出会った方だったな。だから仲良くなったんだな」と、これまでの人生が一本の線でつながるような不思議な感覚でした。自分の人生がなんだかドラマチックに彩られていて、「これは私たちふたりではつくれなかったな」と感動しましたね。

式の前に自分の人生の棚卸しができたから、式本番は後悔や不安のない、晴れやかな気持ちで迎えることができました。

峻也さん:
大谷さんが深くヒアリングをしてくれたから、ゲストとの出会いや出来事も鮮明に思い出せました。日常生活で手紙を書く機会なんてめったにないので手紙を書くこと自体は大変だったのですが、事前に振り返りをしていたからか「感謝の気持ちを伝えたい」って素直に思えましたね。だから、普段はこっ恥ずかしくて言えないような気持ちも伝えることができたんです。

シンプルだから、純度の高い想いが伝わる

濃密な結婚式準備期間を経て、いざ結婚式当日。まずは当日の流れを教えてください。

ひとみさん:

挙式の準備が終わったら、まずはお互いの両親と対面するファーストミートがありました。そのあと、ゲストの受付がスタート。IWAIの受付スペースにはゲスト一人ひとりに宛てたお手紙を入れるポストがあって、式までの待ち時間に私たちが事前に投函した手紙を読んでいただくんです。

そのあとに、挙式、パーティ、そして送賓して式は終了です。

想いを込めて書いた手紙について、ゲストからはどんな反応がありましたか?

峻也さん:
「泣かせんなよ」って言われましたね(笑)。また、パーティの最後に今度はゲストにふたり宛ての手紙を書いていただくのですが、僕の手紙に対する返事を丁寧に書いてくれた人もたくさんいて。

ありのままの想いを伝えるのは恥ずかしくて勇気がいることだったけど、伝えられてよかったし、僕の想いが伝わったことも実感できて胸がいっぱいになりました。式のあと、自宅に戻ってみんなからの手紙を読んで僕も泣いちゃいましたね。

ひとみさん:
私も峻也と同じく、家に帰ってすぐにゲストからの手紙を読んで涙が止まらなかった。このとき、果純さんが言っていた「IWAIはシンプル」の意味がすっと腑に落ちたんです。

IWAIは、会場も、準備も、当日のコンテンツもすごくシンプル。それは、今日までの時間を深く振り返って、ふたりのことはもちろん、ゲスト一人ひとりに思いを馳せる時間をつくるためだったんだなって。その時間の濃密度が、式当日の楽しくて幸せな時間につながる。

式を終えたあと、「IWAIのシンプルさは、この感情を生み出すためのものだったんだ」と実感しました。

峻也さん:
正直、式当日までは不安もありました。こんなにシンプルなプロセスで大丈夫なのか、僕たちの想いはちゃんとゲストに伝わるんだろうかって。でも、当日を迎えてそんな心配はいらなかったなと思えました。シンプルなプロセスだからこそ、僕たちのストレートな想いをゲストに届けられたんです。

その他、式当日に印象に残っていることはありますか?

峻也さん:
えっと……。失敗談なんですけど、挙式でする誓いのキスが全然うまくできなくて(笑)。

ひとみさん:緊張と恥ずかしさで、キスのとき峻也の顔を避けちゃったんです。それで何回もやり直しになってしまって。そのときにゲストのみんなが笑ってくれたんですよね。私たちの緊張もほぐれて、そのあとは自然体で式を楽しむことができました。

でも、普通の結婚式だと「式の途中で笑ったらいけない」とゲストに緊張感が走る場面になっていたかもしれない。結婚式だからと変に肩肘を張らず、笑いたいときは自然と笑いが溢れるような空気を生み出せたのも、IWAIのシンプルで想いが伝えやすいプロセスがあったからだと思っています。

結婚式は、私の背景をつくってくれた人たちに感謝をする場

おふたりがIWAIで結婚式を挙げてから早半年。改めて、当時を振り返ってみていかがですか?

峻也さん:
結婚式の最中は楽しくても、時間が経ってから「ああすればよかった」「こうすればよかった」と反省点も出てくるだろうなと思っていました。でも、半年が経った今でも後悔する瞬間がひとつもない。これまでの人生の中で一番楽しい時間でした。

実は、ゲストからも僕たちの結婚式はすごく好評だったんですよ。結婚式に参加してくれた友人たちと会うと、いまでも「峻也の式は本当に楽しかったよね」と言ってくれるんです。

ひとみさん:
私も、結婚式が人生で一番楽しい時間でした。ゲストみんなとたくさん喋って、たくさん笑って。写真を見返すと、どの場面でも笑っているんです。私たちだけじゃなく、ゲストみんなもめちゃくちゃ笑ってくれている。それがすごく嬉しかったです。

もともとは結婚式にあまり興味がなかったというおふたりですが、IWAIで式を挙げてからその気持ちに変化はありましたか?

峻也さん:
結婚式って、最高に贅沢な空間だなと思いました。自分好みの空間で、大好きな人たちに囲まれて、好きなことだけをやって。大人になると、ただ楽しいだけの時間ってあまりないと思うんです。でも、IWAIではその空間がつくれた。IWAIの結婚式なら、忘年会くらいの頻度でやりたいですね(笑)。

ひとみさん:
当たり前かもしれませんが、結婚式はこれまで私たちふたりに関わってくれた方に、感謝と報告をする空間なんだなと改めて思いました。

「峻也とふたりで新しい人生を築いていこう」と決めたのはもちろん私ですが、その選択をした背景には、絶対にこれまでの人生が影響している。育ててくれた親だったり、一緒に青春を過ごした友だちだったり、これまで私の人生に関わってくれた人たちの影響が絶対にあるんです。

「あなたたちのおかげで、こんなに素敵な人と一緒になる人生を選択できたよ」と感謝をする日。それが、結婚式だと思うようになりました。

シンプルな結婚式で、ふたりとゲストをつなげていく

最初は、一般的な“結婚式”に乗り気ではなかった峻也さんとひとみさん。その想いを掘り下げたところ、「結婚式をしたくない」のではなく「ゲストにも心から楽しんでほしい」という理想が見えてきました。

「ふたりが主役」の結婚式も、もちろん素敵。でも、ふたりがゲストに溶け込んで、「全員が主役」の結婚式も素敵。それを叶えたのは、IWAIのシンプルな空間・プロセスでした。

シンプルだから、ゲストへの想いがストレートに伝わるーー。

おふたりの話から、「IWAI OMOTESANDOの結婚式」の輪郭が見えました。

執筆:仲奈々
編集:池田瑞姫


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