幼い頃、オープンキッチンで料理をする料理人の姿に憧れを抱き、自身も料理人を志す。高校では和・洋・中の調理を学び、卒業後は熊本の名門ホテルへ就職。料理長の発想、上司の技術に刺激を受け、3年間和食の基礎を徹底的に身につけた。技術を磨く日々の中、ふと「この世界しか知らなくていいのだろうか」と思い、一度料理の世界から離れることを決意。配達と共済業務の仕事に転職。初めは戸惑いもあったが、上司や仲間との関わりが自分に新しい世界を教えてくれた。そんなある日、上司に頼まれ職場に弁当を作っていくと、笑顔で食べてくれる姿や「美味しい」の一言に心が自然と動いた。「やっぱり、自分は料理が好きだ」と確信した。今しかない。親友が働くIWAI OMOTESANDOに惹かれ、上京を決意。シェフの料理に毎日刺激を受けながら、夢に向かって修行中。いつか自分の店を持つ。その想いを胸に、感謝を忘れず、一歩ずつ前に進んでいる。