先日、ご兄弟が1ヶ月違いでIWAI OMOTESANDOで結婚式を挙げるという出来事がありました。相談し合った訳ではなく、それぞれパートナーと会場を探し、最終的に決めたのが偶然にも同じ会場だったそうです。
これだけでも驚きますが、この話にはさらに続きがあります。
ご兄弟それぞれの結婚式のために、2ヶ月間続けてIWAI OMOTESANDOへお越しくださったご両親。2度の参列を経て、数ヶ月後には担当プロデューサーがご実家へ遊びに行くことになりました。
さまざまな偶然が重なって生まれた、思わず「そんなことあるの?」と言いたくなるような出来事。その背景には、どんなストーリーがあったのでしょうか。
ご両親にとって同じ会場で2度の参列は、どんな思い出になったのか。そして、なぜプロデューサーを自宅にお招きくださったのか。お父さまのコウイチさんとお母さまのリツエさんにお話を伺いました。


息子が二人とも同じ会場で結婚式、という偶然
―息子さんが二人ともIWAI OMOTESANDOで結婚式をするという報告を受けたとき、どう思いましたか?
お父さま:あまりの偶然に「嘘だろう!?」と思いました(笑)。示し合わせたわけでもないのに、こんな偶然があるのか、と。
―報告のタイミングも同時だったのでしょうか?
お父さま:いえ、最初は兄からの連絡でした。「IWAI OMOTESANDOって会場で結婚式を挙げることにしたよ」と報告を受けて、そのことを弟に話したら、「僕たちも同じところで結婚式を挙げようと思っているんだけど」と返事をもらって。しかも、兄の1ヶ月前を予定していると言うんですよ。全く同じ会場で、しかも一ヶ月違いで式をあげるなんて、本当に驚きました。
お母さま:もともと兄からは結婚式場を探してる話を聞いていたんですけど、弟は結婚式をする予定も聞いていなかったので、本当に驚きましたよ。同じ時期に同じ会場だなんて、本当は二人で相談して決めたんじゃないの?と思ってしまったくらいです(笑)。

―息子さんが二人とも同じ会場で結婚式をすることに、不安などはありましたか?
お父さま:不安はなかったですが、結婚式についての情報が息子たちから全然入ってこないもので、私たちも当日まであまりよくわからない状態でしたね。
お母さま:今までにない自由なスタイルの結婚式と聞いていて、「いったいどんなものなんだろう?」という気持ちはありました。ゲストのみなさんに私たちが挨拶できる時間はあるのかな、とか。
過去の答え合わせができた結婚式当日
―結婚式当日、印象に残ってることはありますか?
お母さま:私が特に印象的だったのは、私たちと息子が初対面する「ファーストミート」ですかね。息子が背中を向けて立っているところを、私たちふたりで肩を叩いて呼びかけるシーンがあったんですよ。そのとき振り返った息子の顔を見て、「いつの間にか、こんなに立派になったんだな」と感動してしまいました。

お父さま:僕は、息子たちから手紙をもらえたことと、僕たちからも息子に手紙を送れたことですね。親子でもお互いにお互いのことをどう思っているか話す機会ってなかなかないので。良い機会をいただけたな、と思っています。
パーティー中に上映されるふたりのこれまでの人生とこれからを綴った動画(ライフストーリー*1)を見れたこともよかったです。「あの頃の息子たちは、こんなことを思っていたんだな」と、数年越しに答え合わせができたような気がしました。
距離が近いからこそ、悩みや不安を打ち明けられないときってあるじゃないですか。息子たちも、明らかに悩んでいる時期があって。でも、どうして悩んでいるのか、何に不安を感じているのか僕たちには話してくれなかった。それがすごくもどかしかったのですが、手紙やライフストーリーで当時の気持ちが知れてホッとしましたね。


お父さま:あと、同じ会場、同じプログラムでも、人によって全然違う結婚式になるんだな、というのも印象的でした。短期間での同じ会場での結婚式だったけれど、新鮮な気持ちで楽しめましたね。
―人によって全然違う結婚式になる?
お父さま:例えば、会場に置かれている展示物が全然違います。学生の頃部活中心の生活を送っていた兄の式では部活に関するものが多く展示されていて、映画が好きな弟ふうふの式では、好きな映画に関するものが多く展示されていました。
ライフストーリー動画だったり、ゲスト紹介だったり、ふたりの人生が表現される内容が多いから、兄弟で全然違う結婚式に感じました。
兄の式も、弟の式もそれぞれらしさが出ていてすごく良かったんです。もっと言うと、彼らの個性を引き出してくれた、プロデューサーの成江さんと高橋さんの個性も出ているのかな、と思います。


お母さま:結婚式当日式やパーティそのものではないのですが、すごく印象的だった出来事があって。弟の結婚式当日に、弟ふうふの子どもが体調を崩してしまったんです。そのときに、成江さんを始めとしたスタッフの方々が、仕事の合間を縫って子どものお世話をしてくれたんです。参加していた他の子どもたちにもすごく良くしてくれて。子どもたちも成江さんにとても懐いていて、なんだか嬉しかったですね。私たちにとっては予期せぬハプニングでしたが、皆さんの存在がとても心強くて、安心感を与えてくれました。

きっかけは何気ない会話。「よかったら今度、群馬に遊びにおいで」
―そんな結婚式を経て、プロデューサーがご実家に伺うこととなった経緯を教えていただけますか。
お父さま:兄の結婚式のときに、プロデューサーの高橋さんと僕たちの故郷である群馬の話で盛り上がったんですよ。高橋さんが「群馬のもつ煮が好き」と言うので、「おいしいお店を知っているから、成江さんと一緒にぜひ遊びに来てください」とお誘いして。
ー高橋も成江も結婚式当日が初対面だったと思うのですが、なぜ群馬に誘ってくださったのでしょうか?
お父さま:そうですね。何かこれといった深い理由があったというわけではないのですが…。成江さんも高橋さんも、もちろん他のスタッフの方も、本当によくしてくれて。
僕は営業の仕事を長くしていることもあって、店員さんやスタッフの方の対応を仕事目線で見てしまうことが多々あるのですが…。IWAI OMOTESANDOの皆さんは、本当に気になるところが一つもなく、心から気持ちの良い時間を過ごすことができました。一つひとつのやりとりが丁寧で、「今日という日を最高の一日にしたい」と心から思ってくれているのが伝わってくるんですよね。
仕事という枠を超え、人として関わってくれる皆さんと出会えて、息子の結婚式をきっかけに素敵なご縁をいただいたなと嬉しく思っていました。兄の結婚式で2度目に訪れたとき、「せっかくのご縁が一時的なもので終わってしまうのは寂しいな」というのをすごく感じたんです。普段なら群馬のおすすめスポットを話すくらいだったかもしれないのですが、そんな気持ちもあってか思わずお誘いしてしまいました。

ー本当にプロデューサーが遊びに行くことになったのもすごいですよね。
お父さま:僕たちもびっくりしています(笑)。その場で連絡先を交換して、群馬に来たらもつ煮を食べる以外に何をしたいか、具体的に計画していきましたね。
ープロデューサーの成江と高橋が遊びにきた日はどのような一日を過ごしたのですか?
お母さま:兄と弟それぞれの結婚式の思い出を振り返ったり、子どもたちの昔の写真を一緒に見たり。
あとは、私たちふたりの馴れ初めや結婚式の話も聞かれて、何十年かぶりに自分たちの結婚式の写真を引っ張り出してきてきました(笑)。成江さんと高橋さんに「このときはこうだったんだよ」って説明して。

お父さま:まさか自分たちの話を聞かれるとは思わなかったから、恥ずかしかったなぁ。
自分たちの結婚式を振り返って気が付いたのですが、息子(兄)の結婚式と僕たちの結婚式のつくりたい雰囲気が同じだったんですよ。僕たちは、取引先の会社の社員同士で結婚しました。結婚式のゲストも共通の知り合いばかりだから、「宴会」がテーマでした。そしたら息子も「宴会のような楽しい結婚式にしたい」と考えていたようで、意外なところで「親子」を感じられましたね。
お母さま:私たちも、ここまでふたりで仲良くやってきて良かったな、と振り返る良い機会になりましたね。自分たちの結婚式や息子たちの写真をたくさん見返しながら、「いろいろあったけど、ここまでふたりでよくやってきたな」って。普段なかなか振り返ることもないので、成江さんと高橋さんに聞かれた時はちょっと恥ずかしかったけど(笑)。ふたりの原点を思い出させてもらえてよかったなと思います。
ーおふたりの人生を振り返る機会にもなったのですね。ご実家の他にもどこかへ行ったのですか?
お母さま:成江さんと高橋さんが群馬にくるきっかけになったもつ煮も食べに行きましたよ。他にも、伊香保温泉の足湯に行ったり、榛名神社に行ったり。うちでやっている畑も見に行きました。

―ご実家訪問というよりも、旅行ですね!
お父さま:そうなんです。計画した僕たちもすごく楽しくって、当日は朝から晩まで4人で遊び回りました(笑)。最近、とあるCMで伊香保温泉の様子が流れるんですよ。そのCMを見るたびに、「成江さん高橋さんと行ったな」と、楽しかった記憶が蘇ります。

「仕事だから」じゃなく、一人の人間として心から祝福してくれている
―まるで帰省のような写真やエピソードの数々にほっこりしてしまいました。ありがとうございます!最後に、結婚式や成江と高橋との時間を経てどんなことを感じたか、お聞かせいただいてもよろしいでしょうか?
お父さま:とにかく、皆さんが心からふたりをお祝いしてくれているのが至るところから伝わってきて、感動する結婚式でした。入口で出迎えてくれた方、待合室で対応してくれた方、挙式やパーティー中にアテンドしてくれた方など、スタッフの一人ひとりがものすごく丁寧に、明るく接してくれるんですよ。その姿を見て、「ここの人たちは『仕事だから』じゃなくて、本心から『良い1日を提供したい』と思ってくれているんだな」と感じて。それまでの不安が一気に解消されました。

お母さま:兄の結婚式のときは、私たちゲストが会場に着いたら、スタッフのみなさんが「おかえりなさい」って言ってくれたんですよ。弟のときに担当してくれたスタッフの方たちも、わざわざ挨拶に来てくれたりして。それがすごく嬉しかったですね。
「これまでにないスタイルの結婚式」と聞いて最初は不安でしたが、ふたりやゲストに寄り添っているからこその自由なスタイルなんだな、と今は理解できます。
お父さま:みなさんが一人の人間として息子たちやゲストに関わってくれたから、こんなに良い式になったんだろうなと思っています。挙式が始まる前、ゲストに向かって成江さん高橋さんがしてくれた挨拶も、彼女たちが今日という日を心待ちにしてくれていたことが伝わってくるような挨拶でした。息子たちそれぞれの個性が表現された式になったのも、プロデューサーの成江さん高橋さんが彼らの深い部分まで向き合ってくれたからだと感じています。
秋の群馬は、さつまいもがおいしい季節です。また成江さんと高橋さんを誘って、今度は群馬のおいしいもの巡りをしたいです。


結婚式を通じて、おふたりの人生をまるごとお祝いしたい
CRAZY WEDDINGの真の願いは、結婚式というイベントを通じて、おふたりのこれまでの人生を、そしてこれからの人生もまるごとお祝いすることです。
結婚式を通じおふたりの人生に伴走する私たちプロデューサーは、おふたりはもちろん、おふたりの人生と深く関わる大切な方々とも心を通わせたい、と考えています。
そんなプロデューサーの想いが通じて、目にみえる形となった今回のご実家訪問。私たちはこれからも、結婚式を通じて多くの人の人生を祝い続ける存在でありたい、と願っています。
CRAZY WEDDING プロデューサー 成江 高橋
CRAZY WEDDINGのプロデューサーをモデルとしたオリジナル短編ドラマを公開
CRAZY WEDDINGのプロデューサーの仕事にフィーチャーしたオリジナル短編ドラマ『ライフストーリー』を公開いたしました。今回の記事ではご紹介しきれなかった「おふたりの人生をまるごとお祝いする」というプロデューサーの仕事をより深く知っていただける内容になっています。
ぜひ、こちらの作品もあわせてご覧ください。
【11月27日(水)】ドラマ公開記念トークイベント開催!

オリジナル短編ドラマ公開記念トークイベント「人生ぜんぶで、届けるということ。」を開催いたします。本作品のプロデューサーとCRAZY WEDDINGプロデューサーが登壇し、自分の人生を重ねて仕事をする難しさや葛藤、そこで得られる成長や醍醐味に迫ります。
企画・編集:池田瑞姫、夜久早紀
執筆:仲奈々
撮影(一部):kuppography
デザイン:岩田優里