CASE

組織を越えて信頼関係を築けた結婚式

IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)の結婚式は、一般的な結婚式にある高砂や豪華な装飾、ケーキ入刀がなく、空間もプロセスもとてもシンプル。その分引き立つのは、人と人との関係性や想いです。この「Voice」シリーズでは、おふたりがどんな気持ちで当日を迎え、何を感じたのか。より臨場感をもってお届けするべく、ご本人への取材をもとに、おふたり目線での口語表現でお届けします。

Vol.7は、同じ職場で知り合ったショウヘイさんとマキさんのお話。「IWAIの新しいスタイルを上司がどう感じるだろう」とはじめは少し不安もあったと話すおふたりに、本音を伺いました。


挙げる理由は、ゲストに「ありがとう」を伝えたいから

IWAIに来るまでは、「結婚式をするなら、景色がいいところで挙げたい」とぼんやり考えていました。でも、見学のときにブランドプレゼンターさん(※1)から「ふたりはどうして結婚式を挙げたいのですか?」と目的を聞いてもらって。

そこで、「私たちは今まで支えてきてくれた人たちに“ありがとう”を伝えたいから、結婚式がしたいんだ」と気がつくことができたんです。

この想いに気づかせてくれたIWAIなら、ゲストに想いが伝わる結婚式ができる。そう思い、IWAIで結婚式を挙げることに決めました。

ルールやしきたりよりも、大切にしたのは「想い」

無事式場が決まった。しかしここで悩んだのは、どなたをお招きするか。そこで改めて、ブランドプレゼンターさんに気づかせてもらった「私たちが結婚式をやる目的」に立ち返りました。私たちが大切にしたいのは、今の自分たちをつくってくれた、人生を語る上で欠かせない大切な人たちへ、心からの感謝を伝えること。

「上司だから呼ばなければいけない」「同じ部署なら全員呼ぶのが当たり前」といったルールやしきたりは一度脇に置いて、自分たちの「想い」に立ち戻ってフラットにゲストを考えることができました。

四六時中ゲストに思いを馳せた準備期間

式の準備では、これまでの思い出を振り返ったり、手紙を書いたりと、四六時中ゲストのことを考えていました。

上司へ手紙なんて書いたことがなかったけれど、「このとき、フォローしてもらったな」「この言葉があったから、頑張れたな」と入社してからのエピソードを思い返す時間はとても幸せで、お世話になった一人ひとりへの感謝が込み上げてきました。

手紙を書き終える頃には、「ここまでゲストのことを考えてつくりあげる結婚式は他にない。きっと私たちの想いが届く当日になる」と不安は楽しみに変わっていました。

お世話になっている上司を、家族に紹介できたパーティー

そして迎えた結婚式当日。パーティー中に行った「ゲスト紹介(※2)」を通して、普段お世話になっている上司のことを家族や他のゲストにも知ってもらうことができました。ゲスト紹介のあとに、自ずと家族や他のゲストと上司が垣根を超えて話し始めた光景は、とても嬉しかったですね。

これまで、家族に会社の上司や同僚を紹介する機会はなかなかありませんでした。出張も多く忙しい環境で働く私たちを心配したこともたくさんあったと思います。でも、結婚式を通して、どんな会社なのか、どんな人たちと働いているのかを知ってもらえて、きっと安心してくれたんじゃないかと思います。

普段は厳しい上司の、意外な姿や言葉に感動

そして、気になる上司の反応はと言うと……。
IWAIではパーティーの最後に、ゲストからふたりへの手紙をいただきます。普段はほとんど仕事の話しかしない上司たちがどんなことを書いてくれているのか、正直想像がつきませんでした。

恐る恐る手紙を開くと、そこには「最高に楽しい1日だった」という言葉が並んでいました。特に、仕事に厳しくこれまで一度も褒められたことのなかった上司から、「素晴らしい結婚式でした」と言われたのにはびっくりしました(笑)。一般的な結婚式にはたくさん参加しているからこそ、新鮮な気持ちでIWAIのプログラムを楽しんでもらえたのかもしれません。

IWAIオリジナルプログラムの「釜飯」をよそう様子

仕事上の関係を越えた、人と人の繋がりが財産

今まで支えてきてくれた人たちに、結婚式を通して“ありがとう”を伝えたい。そんな想いからスタートした結婚式。自分がどんな人生をたどって生きてきた人間か、周りの人間関係も含めて大切な皆さんに知ってもらえた機会になりました。上司とも仕事上の関係を越えて、一人の人間として受け入れてもらい、つながっていることを実感できました。

会社という組織を越えて、人間同士で繋がれたことが、何よりの財産です。
この絆は、たとえ環境が変わったとしてもずっと続いていくものだと思います。

今でも会社で怒られたり、失敗したりすることもありますが、人と人としてのつながりを感じられたあの日があることで、ありのままの自分で伸び伸びと毎日を過ごせています。

※1ブランドプレゼンター:おふたりの結婚式相談を一番始めに担当するスタッフ。「おふたりにとって理想の結婚式は何か?」を一緒に見つける伴走者です。

※2ゲスト紹介:パーティー内で、おふたりにとって大切な存在であるゲストの皆さまをおふたりからご紹介いただくプログラム。


「Voice-あの日が私にくれたもの-」バックナンバー

Vol.1「人前で読む手紙は、私には合わないと思っていた」
両親へ心からの感謝を言葉にできた結婚式

Vol.2「結婚式にお金をかけるなんて、無駄だと思っていた」
人生観まで変わった結婚式

Vol.3「親族は末席」それが常識だと思っていた
両家が垣根を越えてつながった結婚式

Vol.4 「結婚式で、こんなに仲良くなれると思っていなかった」
結婚から4年、お互いをもっと愛しく思えた結婚式

Vol.5「打ち合わせで、人生が変わるなんて思ってもみなかった」
過去の挫折を愛せるようになった結婚式

Vol.6「はじめは、シンプルな見た目が好みなだけだった」
本物の建築だからこそ、人が主役になった結婚式

Vol.7「新しいスタイルで、上司に失礼がないか不安だった」
組織を越えて信頼関係を築けた結婚式


執筆:仲奈々
編集:永井絢
バナーデザイン:岩田優里
結婚式写真撮影:kuppography

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「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」に基づく公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の独自のガイドラインに則り、マスク着用・消毒・健康管理の徹底や3密の回避など、館内の安全確保を進めながら婚礼サービスをお届けしてまいります。

なお、スタッフは発熱が確認された場合は出勤せず、医療機関を受診しております。

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