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本物の建築だからこそ、人が主役になった結婚式

IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)の結婚式は、一般的な結婚式にある高砂や豪華な装飾、ケーキ入刀がなく、空間もプロセスもとてもシンプル。その分引き立つのは、人と人との関係性や想いです。この「Voice」シリーズでは、おふたりがどんな気持ちで当日を迎え、何を感じたのか。より臨場感をもってお届けするべく、ご本人への取材をもとに、おふたり目線での口語表現でお届けします。

Vol.6は建築系の大学で出会い、それぞれ建築関係の仕事をされているショウダイさんとマホさんにお話を伺いました。人一倍、空間へのこだわりを持つおふたりの本音に迫ります。


「本質的なこだわり」から造られている

私たちふたりは、豪華な雰囲気よりも、削ぎ落とされて洗練されたデザインが好き。結婚式場も「そんな雰囲気のところで挙げたいね」と話していました。

挙式会場であるセレブレーションホールには、終わりを想起させる「角」がまったくなかったり、壁から床にかけてコンクリート打ちっぱなしのモルタル仕上げできれいに繋がっていたり、窓ガラスに少し特殊な素材を使用して柔らかく光が差し込むように設計されていたり、とにかく空間へのこだわりがすごい!というのがIWAIへの最初の印象です。

そしてそのこだわりのひとつひとつに、当日のゲストや私たちにどう過ごして欲しいか、どんな想いになって欲しいか、意図が込められているところが本質的だと感じました。

神聖さと、温かみが両立した不思議な空間

当日一番印象に残ったのは、セレブレーションホール。神聖な気持ちと温かい気持ちが両立するような、不思議な空間です。一見、コンクリートで無機質なのに、角が一切なかったり、ふわっとした光の差し込み方に柔らさを感じます。

挙式本番、セレブレーションホールから廊下に溢れる光。その光の先には、大好きな人たちが待っている。そこに向かって一歩ずつ歩みを進めるたびに、気持ちが徐々に高まっていったことをはっきりと覚えています。

入場すると、それぞれのゲストが向かい合って座って、私たちふたりはその間に立つスタイル。人生で支えてくれた人に囲まれて、胸がいっぱいになりました。式から半年が経った今でも、当時の光景をありありと思い浮かべることができます。

大好きな人同士の輪が自然と広がったパーティー会場

結婚式が待ち遠しくてワクワクする一方、1つだけ懸念していることがありました。それは、ゲストがパーティーを楽しんでくれるかどうかです。

IWAIのパーティー会場は、ゲストの垣根を越えてコミュニケーションがとれるよう、高砂はなく、大きな長テーブルをみんなで囲む席配置。ただ、職人肌で寡黙なタイプが多い私たちのゲスト同士にそのスタイルで楽しんでもらえるのかが、当日まで不安でした。

しかし、当日蓋を開けてみたら、どちらのゲストかなんて関係なく、それぞれが自然と会話を楽しんでくれていました。私たちの目の前で、大好きな人たちの輪が広がっていく、その光景が本当に嬉しかったです。

シンプルだからこそ「人」が主役になる

この理想の光景を実現できたのも、IWAIの空間あってこそだと思います。卓上のお花がないからこそ、人が映える。内装の華美だけでは実現することができない、人を主役にする空間だったからこそ、ゲスト同士のコミュニケーションが生まれていたのだと思います。

ちなみに、二次会では同業の仲間たちと「IWAIの空間って、どうやって造っているんだろうね!?」という話題で盛り上がりました(笑)それくらい、IWAIの洗練された空間はゲストの印象にも強く残ったようです。

IWAIには“空間の力”がはたらいていた

空間は、本人が認識していなかったとしても人の感覚にとても大きな影響を与えます。例えば、天井が少し低くなれば無意識のうちに圧迫感を感じ、天井が高くなれば緊張感や厳かな雰囲気を感じたりしますよね。ほんの少しの差異で心地よさや、雰囲気は決まってくる。建築業界の人ではなくても「すごくおしゃれだったね」「良い結婚式だった」と言ってもらえたのは、こだわりから生まれるIWAIの「空間の力」のおかげだと思いました。

一生の記憶だから「そこに自分が立っている姿」を想像する

結婚式場を決めるとき、「そこに自分が立っている姿」を想像できるかどうかを重要視していました。IWAIの写真を見た瞬間に、自分が式を挙げている映像が浮かんでそこに立ちたいと思った。そして結婚式後の今、その感覚は間違っていなかったと感じています。

見た目だけでなく、意味や本質を追求したIWAIだったからこそ、これまでぼんやり感じていた愛や友情が形になり、お守りのような記憶になりました。この先の人生できっと何度も、理想の空間で大好きな人たちに囲まれた、あの景色を思い出すことと思います。


「Voice-あの日が私にくれたもの-」バックナンバー

Vol.1「人前で読む手紙は、私には合わないと思っていた」
両親へ心からの感謝を言葉にできた結婚式

Vol.2「結婚式にお金をかけるなんて、無駄だと思っていた」
人生観まで変わった結婚式

Vol.3「親族は末席」それが常識だと思っていた
両家が垣根を越えてつながった結婚式

Vol.4 「結婚式で、こんなに仲良くなれると思っていなかった」
結婚から4年、お互いをもっと愛しく思えた結婚式

Vol.5「打ち合わせで、人生が変わるなんて思ってもみなかった」
過去の挫折を愛せるようになった結婚式

Vol.6「はじめは、シンプルな見た目が好みなだけだった」
本物の建築だからこそ、人が主役になった結婚式

Vol.7「新しいスタイルで、上司に失礼がないか不安だった」
組織を越えて信頼関係を築けた結婚式


執筆:仲奈々
編集:永井絢
バナーデザイン:岩田優里
結婚式写真撮影:kuppography

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