CASE

両家が垣根を越えてつながった結婚式

IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)の結婚式は、一般的な結婚式にある高砂や豪華な装飾、ケーキ入刀がなく、空間もプロセスもとてもシンプル。その分引き立つのは、人と人との関係性や想いです。この「Voice」シリーズでは、おふたりがどんな気持ちで当日を迎え、何を感じたのか。より臨場感をもってお届けするべく、ご本人への取材をもとに、おふたり目線での口語表現でお届けします。

Vol.3は「お互いの家族が親しくなれるきっかけをつくりたい」と結婚式を挙げたふたり、リョウスケさん・シオリさんに本音でお話いただきました。


結婚式はお互いの家族、親族同士がつながる機会

私たちは、もともと結婚式をしたいという気持ちが強かったわけではありませんでした。でも、楽しみにしてくれている家族の声には応えたかった。そんな時、尊敬している人から「結婚式はお互いの家族、親族同士が縁を結ぶ機会」だと言われて、ハッとしました。そこからは、

ふたりの家族がつながるきっかけをつくりたい。そのために結婚式がしたい

と思うようになりました。

そんな時に、IWAIに出合いました。
長テーブルの真ん中に新郎新婦が座っている写真を見て、「こんなにゲストと近い距離で同じ時間を過ごせる式場があるんだ!」と感動しました。
ここなら、お互いの大切な人たちをつなぐきっかけがつくれる。そう考えて、IWAIで結婚式を挙げることに決めました。

両家の絆が深まった準備期間

結婚式は、準備期間も家族同士の関係を築くことのきっかけになるのでは。そう考えた私たちは、当日の座席表はお互いの両親にも頼りながら一緒に考えました。その結果、なんとお互いの両親が向かい合い、両家の親族同士が隣り合う座席表が完成。親族は末席で端と端に着席することが一般的な結婚式。この形は、自由に席を決められるIWAIのスタイルだから実現できた、両家の枠を超えてつながる座席です。

また、一緒に準備をする中で、義母からパートナーの生まれたときのことや名前の由来を聞いたり、人生の先輩として悩みを聞いてもらったり。
そんな時間を過ごすうちに、目には見えないけれど“両家の絆”が紡がれていった、そんな実感がありました。

両家が向かい合う攻めの席配置は、想像以上の盛り上がり

本番は「親族に盛り上がってもらえるだろうか」「ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを伝えられるだろうか」。一生懸命準備したからこそ、不安もありました。

しかし、当日蓋を開けてみると、そんな心配はまったくいりませんでした。
長テーブルで隣り合ったお互いの親族が、みんなで盛り上がってくれていて。向かい合って座ったお互いの両親が、楽しそうに会話をしていた景色が嬉しかったです。

私たちも同じ長テーブルに座り、自由に立ち歩けたので「いつもお世話になっている◯◯さんだよ」と恩師や友人を親に紹介しながら回れました。

それぞれの親戚の子どもたちも、自由に仲良く遊んでくれていて微笑ましかったです。

ここにいる家族、友人がいて、今のふたりがいる

また、パーティー中にプロデューサー(※1)さんがつくってくれた、ふたりの半生を描いたライフストーリー(※2)を上映したことも、一生忘れられない思い出になりました。

ライフストーリー観賞後、あらためてゲストを見渡し、

ここにいる家族、友人、恩師、みんなに支えられて、私たちふたりはこの場にいるんだ

と実感できました。

ちなみに式の後、両家の家族で結婚式のオンライン打ち上げをしたのですが、そのときにもライフストーリーの上映会をしました。お互いの両親がひとつひとつのエピソードを話しながら大盛り上がり。式後も両家を繋げてくれる機会になりました。

ご両家でのオンライン打ち上げの様子

パーティーのラストは両家みんなで輪になって万歳

たくさんのつながりを感じられた、私たちの結婚式。胸がいっぱいのパーティ終了間際のゲストお見送りの時間……。自ずと親族が輪になりだして、みんなで万歳をしていました..!(笑)

そして、父親同士、母親同士はハグをして、結婚式が無事に終わったことを称え合っていました。

両家が溶けあって、つながることができた

心からそう思えた瞬間です。その姿を見て、「私たちが『ゲストに楽しんでもらいたい』『感謝の気持ちを伝えたい』と思っていたように、両親もいろんな想いを抱えて今日この場にきてくれたんだな」と胸がじんとしました。

「こんな結婚式は初めて」と親族からの嬉しい声も

式が終わってからも、参加してくれたゲストから「すごく感動した」「こんなに楽しかった結婚式は初めて」と、たくさん声をかけてもらいました。

また、結婚式後に母から「あんなに最高のご家族と縁ができて幸せ。これからの人生、絶対もっと楽しくなる」と言われて……。その言葉を聞いて、「ふたつだった家族がつながって、ひとつの大きな家族になったんだ」と思えました。

結婚式は、お互いの家族のスタートの日でもある

結婚式は、その日がゴールのように感じてしまいがちですが、私たちにとっては間違いなく、大事なスタートになりました。そして、お互いの家族にとっても新たな関係性を築くことができた始まりの日です。

両親、親戚、友人、お世話になったたくさんの方々がいて、私たちがいる。これからの日常の中でも、結婚式で感じた原点に立ち戻れる私たちでありたいと思います。

※1プロデューサー:おふたりと共に結婚式を創り上げる担当のスタッフ。一般的には「プランナー」と呼ばれることが多いですが、結婚式のプランニングに留まらず、おふたりの人生に深く関わりながら大切な節目をプロデュースするという決意を込めて、「プロデューサー」と名付けています。

※2ライフストーリー:ご面会でのヒアリング内容を元にプロデューサーが作成する、おふたりの人生が綴られた動画


「Voice-あの日が私にくれたもの-」バックナンバー

Vol.1「人前で読む手紙は、私には合わないと思っていた」
両親へ心からの感謝を言葉にできた結婚式

Vol.2「結婚式にお金をかけるなんて、無駄だと思っていた」
人生観まで変わった結婚式

Vol.3「親族は末席」それが常識だと思っていた
両家が垣根を越えてつながった結婚式

Vol.4 「結婚式で、こんなに仲良くなれると思っていなかった」
結婚から4年、お互いをもっと愛しく思えた結婚式

Vol.5「打ち合わせで、人生が変わるなんて思ってもみなかった」
過去の挫折を愛せるようになった結婚式

Vol.6「はじめは、シンプルな見た目が好みなだけだった」
本物の建築だからこそ、人が主役になった結婚式

Vol.7「新しいスタイルで、上司に失礼がないか不安だった」
組織を越えて信頼関係を築けた結婚式


執筆:仲奈々
編集:永井絢
バナーデザイン:岩田優里
結婚式写真撮影:kuppography

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「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」に基づく公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の独自のガイドラインに則り、マスク着用・消毒・健康管理の徹底や3密の回避など、館内の安全確保を進めながら婚礼サービスをお届けしてまいります。

なお、スタッフは発熱が確認された場合は出勤せず、医療機関を受診しております。

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