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酒と肴と熱と。“ 反逆をおこす哲学 ”をレポートしてみた!

個々人がもっている哲学や思想に、一種の芸術的な卓越性を見出し、ぶっちゃけながら討論していくトークイベント「哲学の反逆」。こんな風に書いたらさぞ真面目なイベントだと勘違いされてしまうのだけど、実際は真逆だ。

 

2016年9月からスタートし今回で3回目を迎えた哲学の反逆。
ビール片手に柿ピーをむしゃむしゃ食べながら始まる、まるで居酒屋の一風景のような雰囲気。登壇者である経営者や政治家は、完全オフレコを約束してスキャンダル? ギリギリなプライベートな話を繰り広げる。これからも随時開催していくイベントではあるが、会の半分を下ネタが占めることもあり、いつまで続けられるかは定かではない。

 

右から順に株式会社コルクの社長:佐渡島庸平さん、株式会社TABI LABOの社長:久志尚太郎さん(通称ビンさん)、政治活動家:青木大和さん、CRAZYの社長:森山和彦。

 

今回はそんな完全オフレコだったイベントの一部を、こっそりお伝えしたいと思います。

 

「会場無視型」のイベントが存在した!

 

「最近ではインタラクティブなワークショップとか流行っていますよね。イベント提供者と参加者の垣根がないような。哲学の反逆はそうしたよくある会場参加型のイベントではありません。会場無視型のイベントです!」

 

CRAZYの社長である森山の威勢のいい言い切りから幕を開けた、哲学の反逆vol.3。会場無視型のイベントとは、登壇者が旧友と居酒屋で会って飲んでいるかのように内輪で盛り上がるので、会場は無視された状態で進んでいくという新しいカタチのイベント。新しすぎて、検索してもらっても定義とか出てこないので間違っても検索しないように。

 

机の上にはお酒とおつまみが当たり前のように準備されている。もともとこのシチュエーションは、反逆の芸術家と言われている岡本太郎と北大路魯山人の語っている風景をモチーフにして作られた。

 

参加者も、マイクを持って舞台に登壇?

 

何が面白いかというと、会場無視型ではあるのだけれど、参加者がマイクを持って話したり舞台に上がったりすることもあることだ。ほら、居酒屋で隣の席の人と仲良くなって乾杯するなんていうノリあるじゃないですか、まさしくあれです。

 

この日は、最前列に座っていた男性がマイクを片手に「聴衆に理解させようと話をしていませんか?4人だったらもっと尖った面白い話ができるんじゃないですか?」という発言をして舞台に乗り込み、会場は拍手喝采。舞台に上がった男性は乾杯の後、政治の話を一通りし、自分の席に戻ったのでした。

 

会場無視型といえども、積極的に参加できる緩さがあることが哲学の反逆の面白さ。また、参加者から暗に話が面白くないことを突きつけられた登壇者4人は「まいったな〜」と苦笑いしながらも嬉しそう。

 

ちなみに、天井近くの音響担当室にてひっそりと佇んでいる男性が、今回の哲学の反逆の責任者である山ちゃん。本名は藤原ですが、顔が山田っぽいことから山ちゃんと呼ばれ、愛されているCRAZYのメンバー。

 

大切なのは、一人の人間としての哲学を交わすこと

 

イベントは終盤に向かい、お酒も進みディープな話題へと移っていきます。

「愛情とは、好きとは…….」

森山は妻である山川咲と喧嘩して、別れることになって、指輪も外して、その後お互い大号泣してよりを戻した話をしていました。そして「今まで数年に1回しか泣かなかった自分が、このように感情を露わにできる性格になったのは妻のお陰なんだ」と。感動的な話で会場は暖かい雰囲気に包まれます。マイクは4人が柿ピーをぽりぽり食べる音をがっつりと拾っておりましたが。

 

参加者は席にじっと座ってなくても良いのがこのイベント。最後尾に座っていた山川咲は途中でフルーツパフェを食べに会場を抜け出し、森山の良い話を聞き逃してしまった・・・。

 

なぜ酔っ払い4人の話をひたすら聞くという(認識合ってますよね?)哲学の反逆が、連載イベントになるくらいの反響を呼んでいるのかを私なりに考えてみたんです。

きっと普通にしていたら私とはこういう人間だ、社会人とは、経営者とは、政治家とはこうだというイデオロギーの仮面をかぶって過ごすこともあることでしょう。登壇者として話す人は特に、社会的な立場があるからこそ、そうした立場を無視して話せるイベントが少ないのかもしれません。

そんな中、登壇者は立場を気にせず、まるで居酒屋のようにお酒とおつまみで気を和らげ、自分を解放する。登壇者であったことも参加者であったことも忘れて、一人の人間としてお酒を酌み交わし生の言葉を交わすから熱のある哲学が肥やされていく。

それがこのイベント特有の面白さなんじゃないかな、と思います。

次回は5月に開催予定とのこと。気になる方はぜひチェックしてみては。

 

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PHOTOGRAPHES BY AYATO OZAWA

水田 真綾
Maya Mizuta

『CRAZY MAGAZINE』を立ち上げ、執筆・編集共に行っている。学生時代は人の世界観を形作る「メンタルモデル」に興味を持ち、「学習する組織」や「U理論」を学んで団体を創設、イベントを多数開催。趣味は、星を見て風を感じて森でお散歩をすること。愛読書はエーリッヒ・フロムの「愛するということ」。

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