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両親へ、心からの感謝を言葉にできた結婚式

IWAI OMOTESANDO(以下、IWAI)の結婚式は、一般的な結婚式にある高砂や豪華な装飾、ケーキ入刀がなく、空間もプロセスもとてもシンプル。その分引き立つのは、人と人との関係性や想いです。この「Voice」シリーズでは、おふたりがどんな気持ちで当日を迎え、何を感じたのか。より臨場感をもってお届けするべく、ご本人への取材をもとに、おふたり目線での口語表現でお届けします。

Vol.1は親御様へ自分の気持ちを伝えるまでにどんな想いや葛藤があったのか、ミサトさんに本音でお話いただきました。


両親に自分の気持ちを伝えたのはいつだっけ

パートナーと婚姻届に判を押してから、結婚式を挙げるかどうか迷っていました。これまで、何度か友人の結婚式に参列してきて、一般的な披露宴の終盤にある「両親への手紙」を見た時、とっても感動したのですが、自分がそれをやっているイメージが湧かなかったんです……。

「お父さんとお母さんに、自分の気持ちを伝えたのはいつだっけ」

普段の生活の中で両親へ素直な気持ちを話すことは、なかなか難しくて、物心ついた時からほとんど無かったかもしれません。

だから、みんなの前で手紙を読んだり、感謝を伝えたりする結婚式を挙げられるのだろうか。親に花嫁姿を見せたいという想いはあるけれど、自分が結婚式を通して親にどんな気持ちを伝えたいのかわからない。そんな不安も抱えた中、見に行ったIWAIでした。

どうしてこんなに親身になってくれるんだろう

ここで式を挙げるってまだ決めてないのに、ブランドプレゼンター(※1)さんが親身に私たちに向き合ってくれました。「みさとさんは、何のために結婚式をしようと思っていますか?」と。これまで見学した式場では「どんな結婚式をご希望ですか?」「ご希望のプランはありますか?」と結婚式をすることが前提で話が進んでいきました。でも、IWAIではどうして結婚式をあげるのか、私たちにとっての意味から一緒に考えてくれました。

私は結婚式に何を期待しているのか、見学の短い時間では明確にはなりませんでした。でも、一人ひとりの想いに寄り添ってくれるこの場所でなら、きっと答えが見つかる。そして、その答えは私の人生においてきっと大事なものになる。そんな予感から、私はIWAIで結婚式を挙げることに決めました。

今も昔も、こんなに愛してくれていたんだ

それから、結婚式に向けて準備を始めたのですが……IWAIの結婚式準備は、一言で言うと“変”でした。結婚式当日の話より、これまでの人生やターニングポイントとなった思い出を振り返る時間の方が、多いくらい。こんなに自分の人生と向き合ったことも、それを誰かに話すことも、私にとって初めての経験でした。

そして、振り返る中で、私のターニングポイントにはいつも“家族”がいたと気付きました。それに気付かせてくれたのは、私たちの式の担当プロデューサー(※2)でした。プロデューサーさんに作ってもらったライフストーリー(※3)は、私と両親の絆で溢れていました。

ライフストーリーの抜粋

楽しかった記憶ばかり残っている小学校。その小学校を選んで入学させてくれたのは、両親だった。航空管制官になりたいと思ったとき、応援して支えてくれたのも、やっぱり両親だった。

ライフストーリーを見たとき、「私は両親からたくさん愛されて育ったんだ」と心から思いました。そして両親と「もっと仲良くしたい」と。そんな気持ちもこの機会に伝えたいと考えるようになりました。

私の結婚式では、建前をすべて取り払って、親への感謝の気持ちを伝えたい

私が結婚式を挙げたい理由が、見つかりました。

自分の想いに向き合い言葉を綴った手紙

それでも、両親への想いをすぐに言語化できたわけではありません。これまで言葉にしてこなかったから、どんな表現にしたら伝わるのか、どこまで伝えたらいいのか分からなかった。手紙を書こうとしてもうまく言葉が出てきませんでした。

「無難に感謝の気持ちを伝えられればいいか」「無理して手紙を書かなくてもいいか」と、諦めかけた時もありました。でも、そのたびにプロデューサーさんが「みさとさんは、なんのために結婚式をしたい?」「みさとさんはどうしたい?」と、原点に立ち返らせてくれました。

結局、当日まで何度も書き直した手紙。そこには、普段なら恥ずかしくて言えないような感謝の気持ちを、等身大の言葉で綴ることができました。

“親子だけ”の空間だから勇気を出せた

そして、迎えた結婚式当日。IWAIの結婚式では一般的な披露宴のようにゲストの前で手紙を読み上げるのではなく、挙式の前に家族だけの空間で手紙を読んでもらう時間があります。これも、私が勇気を出してストレートな気持ちを伝えられた理由のひとつです。

そして、両親が手紙を読んでいる間、私は両親からの手紙(※4)を読みます。そこには、私が生まれてきたときどんなに嬉しかったか、生まれてから今まで、どれだけ愛してくれているかが書かれていました。

私たち家族は、似ています。みんな不器用なんです。でも、人生を振り返ったり、手紙を書くプロセスがあったから、結婚式の日は素直になれたんじゃないかな。

これからも、素直に伝えたい

結婚式を終えた今、私と家族との関係は少しずつ変化してきています。

これまでは、嫌なことも、嬉しいことも自分の中にとどめてました。でも、結婚式で「素直になる経験」ができたから、少しずつですが嫌なことは嫌と、そして嬉しいことは嬉しいと言えるようになりました。そうしたら、両親も同じように気持ちを伝えてくれることが増えてきたように感じます。

とはいえ、やっぱり本音を口にするのは勇気がいります。きっと両親も、私と同じように思っているはず。でも、結婚式で素直な気持ちを伝えあった私たちなら大丈夫。結婚式の思い出が、日常の中でも素直な気持ちを伝える勇気になってくれる。この先も、少しずつでもあの日のように想いを伝えていこうと思います。

※1ブランドプレゼンター:おふたりの結婚式相談を一番始めに担当するスタッフ。「おふたりにとって理想の結婚式は何か?」を一緒に見つける伴走者です。

※2プロデューサー:おふたりと共に結婚式を創り上げる担当のスタッフ。一般的には「プランナー」と呼ばれることが多いですが、結婚式のプランニングに留まらず、おふたりの人生に深く関わりながら大切な節目をプロデュースするという決意を込めて、「プロデューサー」と名付けています。

※3ライフストーリー:ご面会でのヒアリング内容を元にプロデューサーが作成する、おふたりの人生が綴られた動画

※4両親からの手紙:ご結婚式前にIWAIからご依頼する、親御様からおふたりに向けたお手紙


「Voice-あの日が私にくれたもの-」バックナンバー

Vol.1「人前で読む手紙は、私には合わないと思っていた」
両親へ心からの感謝を言葉にできた結婚式

Vol.2「結婚式にお金をかけるなんて、無駄だと思っていた」
人生観まで変わった結婚式

Vol.3「親族は末席」それが常識だと思っていた
両家が垣根を越えてつながった結婚式

Vol.4 「結婚式で、こんなに仲良くなれると思っていなかった」
結婚から4年、お互いをもっと愛しく思えた結婚式

Vol.5「打ち合わせで、人生が変わるなんて思ってもみなかった」
過去の挫折を愛せるようになった結婚式

Vol.6「はじめは、シンプルな見た目が好みなだけだった」
本物の建築だからこそ、人が主役になった結婚式

Vol.7「新しいスタイルで、上司に失礼がないか不安だった」
組織を越えて信頼関係を築けた結婚式


執筆:仲奈々
編集:永井絢
バナーデザイン:岩田優里
結婚式写真撮影:kuppography

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「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」に基づく公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の独自のガイドラインに則り、マスク着用・消毒・健康管理の徹底や3密の回避など、館内の安全確保を進めながら婚礼サービスをお届けしてまいります。

なお、スタッフは発熱が確認された場合は出勤せず、医療機関を受診しております。

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