2020.05.25

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CRAZYが表参道への移転を決定。 両国オフィスの譲渡先を募集します。

外出自粛が解除され、オフィスへの出勤を再開する人も多いのではないかと思います。その中には、自宅勤務よりも快適に働けることを喜ぶ声もあれば、移動時間や費用をかけてまで会社に行きたくないという声も聞こえます。オフィスという場所のあり方が改めて議論されるようになるのかもしれません。

そのような中、東京都墨田区両国に本社を構える株式会社CRAZYが、オフィス機能の移転にともない、両国オフィスの譲渡先を募集することにしました。代表の森山(以下、森さん)によれば、「CRAZYのアイディアの源泉だったのかもしれない」というオフィスを、なぜ、このタイミングで譲渡することにしたのでしょうか。

今回は森さんにお話を伺いながら、譲渡に至った背景と、具体的な譲渡の条件、そして両国オフィスに入居するメリットをお伝えしたいと思います。オフィスの縮小や移転を検討されている企業のみなさまにぜひ読んでいただきたいと思います。

“事業戦略の転換により、オフィスの移転が決まった”

ーまず初めに、移転に至った背景を教えてください。

一番の理由は、事業戦略の転換です。

CRAZYは、オーダーメイドウェディングサービスのCRAZY WEDDINGで創業してから、徐々にその規模を広げてきました。それに伴い、メンバーの人数は増え、はじめは駒込のマンションの一室だったところから、市ヶ谷の一軒家、両国の4階立てのビルとオフィスも大きくなっていきました。

両国オフィス自体は、全社員でリノベーションを行い、普通の配達工場だったところから、Forbesに注目オフィスとして取材していただけるほどのものになりました。(Forbesに掲載された内容はこちら)

お客様数と社員数、オフィスの面積が比例して増えていくという事業構造でしたが、近年はIT事業への投資なども含めて事業転換を図っていました。そして、この度、とある企業様とのご縁で、新しいプロジェクトを発足することになり、表参道の骨董通りにオフィスを移転させることを決めました。

今まで、都心からは離れていた土地を選んできた私たちが、都心の真ん中に移動することに驚かれる方もいるかもしれませんが、その理由やプロジェクトの全容は、また別の機会でお伝えできればと思います。(笑)

“両国オフィスに入居することのメリット”

ー新しいプロジェクトが気になりますね。(笑)具体的にどのような条件での譲渡となりますか?

基本的には、リノベーションした現在のオフィスをそのまま居抜きでお渡しすることを想定しています。(家具や什器類は要相談)

9月末には移転を行うので、それまでに入居いただける企業様を探しております。

詳しくは以下の資料をご覧ください。(スマートフォンでご覧になる場合は横向き表示を推奨します)

https://speakerdeck.com/crazy/materials-c43eaf97-2ecf-4e66-935c-bbf89fc859f9
ー 客観的に考えたときに、両国オフィスに移転するメリットはどのようなものがありますか?

まず、坪単価が安いというのが現実的なメリットだと思います。資料を見ていただければわかりますが、この床面積で家賃が180万円(税別)という物件はなかなかありません。僕らも一軒一軒たてものを訪問していた時に、奇跡的に見つけて、交渉に交渉を重ねて入居したほどの物件です。

設備がちゃんと残っているので、転居先を探している企業様にとっては、工数的にも費用的にも相当メリットがあるのではと考えています。

しかも、一棟丸ごとの利用となるので、花火大会が見られる屋上や、リノベーションをしていない地下のスペースなどで、遊べる余白もまだまだあります。

※2Fのホールは80〜100人程度のイベントでの利用が可能

オフィスのサイズを縮小移転したいという企業様や、オフィスのサイズはそのままで家賃を抑えたいという企業様、その他オフィスのクリエイティブな活用方法を考えている企業様のご期待に沿える場所だと考えています。

“これから必要なのは、人が集まりたくなるオフィスだと思う”

ー オフィス移転を検討している企業様にとって、withコロナの時代においてどんな物件を持つか迷うところだと思いますが、森さんはどんなオフィスが必要になると思いますか?

そうですね。

そもそも、これからのオフィスのあり方は絶対的なものから選択的なものに変化すると思っているんですね。

今までは仕事をするためにオフィスに行くのは当たり前という風潮がありましたが、リモートワークが進んでいくことで、オフィスに出社することが絶対ではなくなっていきます。

当然性があったからオフィスを持っていた時代から、何かの付加価値を得たいから、選択としてオフィスを持ち、社員も選択的に仕事の場所を選ぶようになると思うのです。

そのような中で、求められてくるのは、カフェよりも家よりも快適で、言うなれば「集まりたくなるような気持ちのいいオフィス」ではないでしょうか。

ー なるほど。両国オフィスはそういった点でも優れていると?

これは主観も混ざってしまいますが、なるべくそういう場所を選んだつもりです。

僕は自分の家でもそうですが、物件を探すときに必ず、光と風を見るようにしています。自然光と風が自律神経を整えてくれるからです。

だから、両国オフィスも、自然光と風通しは本当に良いものです。たぶん、一日中、窓の開かない高層ビルで働くよりは、自然に近い環境でリラックスすることが可能だと思います。

※特に日当たりと風通しの良い、4Fのワークスペース。

実際、メンバーの言葉によると「肩肘を張ることがなく、感性が自然と高まり、人の心を打つアイディアが生まれやすい」ようです。

あとは、ビンテージものに愛着が湧くように、大切につくって、大切に使ってきたことが一目でわかる空間だからこそ、より愛着を持ちやすいというのもあると思います。

大量生産されたものではなく、顔の見える誰かが想いを込めてつくってきたものであり、これから自分たちが更につくっていくというストーリーに、価値を感じる方にとっては素敵な場所なんじゃないかと思っています。

※オフィスの床板は、メンバーが1枚1枚貼り、毎日掃除をしてきた。

“想いを引き継いでいただける企業様がいたら嬉しい”

ーそんなに愛着があるオフィスを離れるのは、惜しさはありませんか?

惜しさはありませんが、寂しさはありますよ。

自転車で両国中のオフィスを探し回ってここを見つけた時の感動や、ボロボロだった内装をなんとか綺麗に見せて営業していた頃の記憶。社員が言い出しっぺになって始まった全社員リノベーション。長く大事に使えるものにしようと、家具を作った経験。毎日の掃除の時間や、3Fの小上がりに所狭しと全メンバーで集まったことなど。数年間の思い出がここに詰まっているわけですから。

でも、だからこそ、そういう想いや歴史にも共感してくれて、使ってくれる方がいたらこんなに嬉しいことはありません。もし一部、私たちも入居させていただけるのなら、一緒にもっと面白い場所にしていきたいとも思っています移転のタイミングには、スイッチイベントとかもやってもいいかもしれませんね(笑)

各企業様の条件や、家具や什器類の仕分け、ビルオーナーの審査など、検討部分は多いと思いますが、この場所を引き継いでもいいと思ってくださる企業様は、お問い合わせいただけましたら幸いです。


お問い合わせはこちらまで

hiroki@crazy.co.jp
担当者:山田

writer:佐藤史紹


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