「私の人生は嫌なことばかり」そう思っていた私が、結婚式で「人生って楽しい」と気づいたワケ | CRAZY MAGAZINE | 株式会社CRAZY(株式会社クレイジー) | CRAZY,Inc.

2026.01.29

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「私の人生は嫌なことばかり」そう思っていた私が、結婚式で「人生って楽しい」と気づいたワケ

自分に自信が持てない。言いたいことがあっても、相手を気にして言えない——そんな経験を持つ人は、少なくないのではないでしょうか。

今年IWAI OMOTESANDOで結婚式を挙げたユカさんも、以前はそのひとりでした。言いたいことがあっても「相手を傷つけるかもしれない」「自分が悪いのかもしれない」と言葉を飲み込んでしまう。大切なはずの家族やパートナーに対しても、複雑な感情を抱えていたと言います。

その根底には「私の人生には嫌なことばかり」という想いがありました。過去を振り返ろうとすると、どうしてもマイナスな記憶ばかりが浮かんでくる。周りと自分を比べては「友達も少ない、趣味も少ない、だから私はダメな人だ」と思ってしまう——。

そんなユカさんが、結婚式を経て「私の人生も悪くない」と思えるようになったと言います。その理由を、ユウタさん・ユカさんにお話を伺いました。

それでも、ふたりが一歩踏み出して式場見学をした理由

—まずは、おふたりが結婚式を検討し始めたときの温度感について教えてください。

ユウタさん:
僕は最初から「自分が結婚したら、絶対に式を挙げたい」と思ってました。実は、IWAI OMOTESANDOの式に参列したことが、そう思うようになったきっかけのひとつなんです。

IWAI OMOTESANDOで、大好きな先輩の結婚式に参列したことがあって。主役のふたりとゲストとの距離がすごく近くて、みんなで楽しめる雰囲気で。これまでも何度か式に参列したことはありましたが「こんなに人と人とのつながりを大事にする式場があるんだ」と驚きました。

ユカさん:
正直に言うと、私は少し悩んでいました。金銭的な心配もあるし、人前に立つのもあまり得意ではないので…。ただ、ユウタからIWAI OMOTESANDOの話を聞いて、少し気になっていました。

ふたりの大切な人たちが一堂に会する機会って、人生の中でも結婚式くらいだと思ったんですよね。そこで、まずは見学に行くことにしてみたんです。

でも、見学当日に大喧嘩をしてしまって…。

—どんな理由で喧嘩をしていたのでしょうか?

ユウタさん:
当時、僕は仕事がすごく忙しくて、土日は趣味で出かけることが多かったんです。僕としては、平日はユカと一緒にいられるからいいかなと思っていたんですけど…。

ユカさん:
私からすると、平日は仕事終わりの時間だから、一緒にいる時間としてはカウントしていなくて。一緒にいられるはずの土日にユウタが出かけると「大事にされていないんじゃないか」って思ってしまっていたんです。でも、それを口にするのは怖くて。

ユウタさん:
雰囲気で、ユカがモヤモヤしてそうなのは感じていました(笑)。でも、当時の僕は、その理由に気づけなかったんです。

—ユカさんが気持ちを言えなかったのは、なぜだったのでしょう?

ユカさん:
「これを言ったら嫌な気持ちにさせるかな」と話す前にいろいろ考えちゃうんです。言いたいことがあっても、自分に自信がないから「自分が悪かったのかも」「私が我慢して丸く収まればいいかな」と思ってしまって。

あと、ユウタと自分を比べて、勝手に落ち込んでしまうことも多かったんです。ユウタは家族の仲が良くて、友達もたくさんいるし、自分の好きなこともしっかりある。それに比べて私は…って。

ふたりで飲みに行って、とことん話し合ってきてください!

—そして、喧嘩した状態のまま見学に行ったのですよね。

ユカさん:
はい。正直「私たちは合わないのかも」「このまま結婚していいのかな」とも思っていました。でも、私たちの都合で直前にキャンセルするのは申し訳ないなと、平静を装って見学に行きました。

不穏な空気を感じたのか、会場案内を担当してくださった芽愛さんが私たちの話や家族の関係について聞いてくれて。そのときに、なぜか涙が溢れてきたんですよね。普段は自分の感情を出すのが苦手なのに、気づいたら不安や焦りを吐き出していて。最後まで否定せずに聞いてくれたのを覚えています。

ユウタさん:
一通りユカの話を聞いた後「まずはふたりで飲みに行って、とことん話し合ってきてください!」って言われたんですよ(笑)。今日会ったばかりの人なのに。しかも、契約するかどうかもまだ決まっていないのに、こんなに向き合ってくれるんだと驚きました。

実は、その後飲みに行った先のお店で、トイレからこっそり担当の方に「今こんな話をしています」ってメールを送ったんですよ(笑)。僕らの関係を心配して、すごく寄り添ってくれたから、報告として。だから、返事は期待していなかったのですが……すぐに返事が来たんですよ。それで「この人は、心から僕たちのことを考えてくれているんだ」って実感して。その後ふたりで話し合って、その日のうちにIWAI OMOTESANDOで式を挙げることを決めました。

IWAI OMOTESANDO:参道

私の人生、振り返りたくないことが多かった。でも…

—結婚式の準備を進める中で、ふたりの関係にどんな変化があったのでしょうか?

ユウタさん:
会話がすごく増えました。結婚式に向けて、ふたりで話し合いながら準備しなきゃいけないことがたくさんあるので、自然とふたりでいる時間が増えて。また、準備期間は料理や引き出物など何かを決めることよりも、ふたりのこれまでの人生を振り返る時間が多くて。だから、これまで話したことがなかったことを話す機会が増えて、お互いのことをより知れたんじゃないかと思っています。

ユカさん:
今となっては、自分やユウタの人生と向き合う良い時間だったなと思いますが、当時は正直苦痛でした(笑)。振り返るたびに、嫌なことばかり思い出してしまって…。

—例えば、どんなことを思い出したのでしょうか?

ユカさん:
主に、家族のことです。私の両親は、父方の祖父母と一緒に農園を営んでいます。同居しているから、仕事もプライベートもずっと一緒でした。でも、祖父母と母の関係があまり良くなくて…。四六時中一緒にいるのだから、父だってその状態を知らないはずありません。なのに、間を取り持とうとしているところを、見たことがなかった。

私はそんな「常に重たい空気が漂っている家」で育ってきました。だから、あんまり過去を振り返りたくなかったんです。

—ご両親とユカさんの関係は、どうでしたか?

ユカさん:
仲が悪いわけではなかったですが、信用はしていなかったかもしれません。特に父に対しては「家族が辛い思いをしていても、見て見ぬふりをする人」だと思っていました。だから私のことも、あんまり興味がないんだろうな、と。

担当の方にこの話をしたら「家族に対して、ネガティブな感情を持っていてもいいんですよ」と言ってくれて。「結婚式だから」「特別な節目だから」と無理に着飾るのではなく、ありのままの私の気持ちを、人生を受け止めてもらえた。それがすごく嬉しかったです。

ただ、自分の過去にあまりいい思い出がないのは事実だったから、楽しそうに過去を振り返るユウタを見て、落ち込むことも少なくありませんでした。

愛があることが当たり前すぎて、気づけていなかっただけなんだ

—でも、結婚式を終えた今は「過去と向き合ってよかった」と思っているのですよね?そう思えるようになったきっかけを教えてください。

ユカさん:
結婚式当日の、ファーストミートです。IWAI OMOTESANDOでは、挙式の前に家族だけで過ごす時間があるんです。でも、先ほども話したように両親とはいろいろあったから「私の結婚を、本当に喜んでくれているのかな?」って、正直不安でした。

でも実際にその時間を迎えてみたら、ふたりともすごく嬉しそうにしてくれて。特に父は、普段あまり感情を表に出さない人なのに「きれいだね」「よかったね」と言ってくれました。

ユウタさん:
僕、その時の様子をこっそり覗いてたんですよ(笑)。ユカもユカのご両親も、本当にずっとニコニコしていて。ご両親の愛が、やっとユカに伝わったんだなって嬉しくなりました。僕からしたら「こんなに愛されているのに、なんで自信がないんだろう?」とずっと思っていたので。

—ユウタさんから見たら、ユカさんはずっと愛されていた?

ユウタさん:
はい。例えば、ユカの実家に行くと、ユカが生まれてから作り続けている手作りのカレンダーが飾ってあるんです。しかも、彼女が家を出たあとも、毎年のように家族で作って飾っているんですよ。

また、彼女の家に行くたびにお父さんがしてくれる話があるんです。ユカは、幼稚園の頃たんぽぽのことを「あんぽこ」って呼んでいたんだって。そんなユカが、もう結婚する年齢になったのかって、嬉しそうな、でもどこか寂しそうな顔を見せるんです。
どれも、愛がないとできないことばかりじゃないですか。

ユカさん:
たしかに、今思うと「私、お父さんとお母さんにめちゃくちゃ愛されているな」って分かります(笑)。でも、愛があることが当たり前すぎて、気づけていなかったんですよね。

それに、今思うと私と父って似ているなって。頭ではいろんなことを考えているんだけど、周りのことを気にしすぎて、口に出せない。行動を起こせない。実家での母に対する父の態度も、そんな背景があったんじゃないかなと思います。

—結婚式当日、お父さんから手紙をもらったそうですね。

ユカさん:
はい。4行程度の短い手紙だったのですが、最後に「これ以上書くと泣いちゃいそうだから、書けません」と書かれていて。「やっぱり私たち似てるな」って思いました。言葉にするのが苦手なだけで、ちゃんと見ていてくれていたんだなって。

たしかに、辛かった、悲しかった記憶はたくさんあります。で、同じくらい嬉しかった、楽しかった記憶もたくさんありました。両親と向き合ったことで、自然とそう思えるようになったんです。

—結婚式当日、他に印象に残っていることはありますか?

ユカさん:
はい。私は、バンド演奏ですかね。音楽はずっと私のそばにあったものだから、大好きなみんなの前で演奏できたのがすごく嬉しかったです。当日までの練習時間も、大切な思い出になりました。

ユウタさん:
僕は、ゲスト紹介のときのユカがすごく記憶に残っています。大好きな人たちのことを楽しそうに、イキイキと話している姿を見て「これが本来のユカの姿なんだよな」って思いました。自分に自信がないとか、つい自分を責めてしまうところもあるけど、好きな人たちの前では自然体でいられる。その姿を見られて嬉しかったですね。

「ダメだったらどうしよう」じゃなくて「とりあえずやってみよう」と思えるようになった

—結婚式を終えて、ユカさんご自身に何か変化はありましたか?

ユカさん:
大きな変化と言えるかは分かりませんが…。生きていると、良いことも嫌なこともあるじゃないですか。以前の私は、嫌なことばかりに目を向けていたように思います。でも結婚式以降、良かったことを思い出す瞬間が増えました。特に、結婚式のことは定期的に思い出していて。両親とこれまでにないほど話せたのも、もちろん楽しかったです。そして同じくらい、ゲストからもらった手紙もすごく嬉しかったなって。

IWAI OMOTESANDOでは、パーティの最後に、ゲストみんなが私たちに手紙を書いて渡してくれる時間があるんです。ゲストからいただいた手紙には、前向きな言葉がたくさん綴られていて。辛いことがあっても「私には、あんなにたくさんの頼れる仲間がいるんだから」と、気持ちを切り替えられるようになりました。そういえば、自然と周りと比較することも少なくなったような気がします。

—ユウタさんから見て、ユカさんの変化は感じますか?

ユウタさん:
はい。以前は「もっと素直に気持ちを話してほしい」と思っていました。それで喧嘩することも多かった。でも今は、ほとんどそう思うことがなくなりましたね。

あと、良い意味でゆるさが出てきました。例えば、昔は大さじ小さじを完璧に計って料理をしていたけど、最近は「このくらいでいっか!」って場面が増えました。

ユカさん:
恥ずかしい(笑)。自分に自信がないから、レシピ通りに作らないと不安だったんですよね。料理だけじゃなく、人間関係においても常に「何が正解なんだろう」と考えていました。だから「正解じゃないことを言っちゃいけない」って、言葉に詰まってしまうことが多かったのかもしれません。

ユウタさん:
あと、やりたいことに挑戦できるようになりましたよね。昔は「やりたい」と思っても、やらない理由を探している感じがしていて。例えば、楽器を始めたくても「お金がかかるから無理」って諦めてしまっていました。でも結婚式後は、やりたいことはやりたい、と素直に言うし、行動に移せるようになったんですよ。最近だと、突然「空手をやりたい」と言って、体験にも参加したんですよ。

ユカさん:
自分の身を守れるようになりたくて(笑)。以前の私だったら「やってみたいな」「でも私には無理だな」で終わっていたと思います。

ユウタさん:
一歩踏み出す力がついたんだと思います。「ダメだったらどうしよう」って考えすぎずに、「とりあえずやってみよう」って思えるようになったんじゃないかな。

結婚式は、新しいつながりをつくるきっかけ

—最後に、おふたりにとって結婚式とは何か、お聞かせください。

ユウタさん:
いろんな人に、感謝を伝えられる場です。ふたりとゲストの距離がすごく近いから、たくさん話ができるのが嬉しかった。

あと、自分のゲストだけじゃなくて、ユカのゲストともつながれたのが良かったです。お互いの友達の顔と名前がわかるから「この人がユカの大切な友達なんだ」って、より実感できました。

—ゲストだけでなく、スタッフとの関係も印象的だったと伺いました。

ユウタさん:
見学の時に僕たちの話を聞いてくれた芽愛さんが、式当日も会場に来てくれたんです。あの日、喧嘩をしていた僕たちの間に入ってくれた人。今の僕たちがいるのは、芽愛さんのおかげでもあるので、ゲストのみんなにも紹介したくて。IWAI OMOTESANDOでは、ケーキ入刀の代わりに「釜飯のふたを開ける」というセレモニーがあって。そのセレモニーを一緒に行いました。

他にも、僕たちの式を一緒につくってくれたプロデューサーさん、式当日のディレクションをしてくれたスタッフの方々と仲良くなれて。式が終わった後も連絡を取り合ったり、飲みに行ったりと関係が続いているんですよ。

ユカさん:
結婚式は、これまでのつながりを更新するきっかけになっただけでなく、新しいつながりをつくるきっかけにもなりました。本当に嬉しくて、楽しい一日でした。きっと、一生忘れません。

編集後記

言いたいことがあっても、大切な人であればあるほど「本当のこと」を伝えることが難しいと感じる人は少なくないと思います。

それは自分自身に対しても同じで、自分の「本当の気持ち」や「人生そのもの」に向き合うことって勇気が必要ですよね。

それでも、向き合うこと・受け止めることを諦めなかったユウタさんとユカさんが、結婚式を振り返って「人生が楽しい」と言葉にしてくださいました。

自分の人生に対しても、大切な人に対しても、きっとこれまでとは違った景色が見えているんだろうなと思うと、その道のりを共に歩むことができて嬉しく感じます。

二人の勇気から始まったこの物語が、誰かの背中をそっと押す。
時には、誰かの人生を温かく包み込む。

そんな、愛と勇気の連鎖が生まれるきっかけになっていたら、嬉しいです。

また、IWAI OMOTESANDOの結婚式にご興味のある方に向けた相談会や試食会も開催しております。ぜひ、お気軽にご相談ください。

越智

IWAI OMOTESANDOのブライダルフェア

企画・編集:越智日和
執筆:仲奈々
撮影(一部):kuppograpy
デザイン:林隆三


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