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< 林隆三インタビュー > 自ら羽ばたくチカラ

 

今回のインタビューは、まるで映画のワンシーンのようなCRAZY WEDDINGの世界観を描き出している張本人、アートディレクターの林隆三さんだ。帽子と長い髭がトレードマーク。そんな隆三さんに、ご自身の変化やクリエイティブを通じて成し遂げていきたいことについてお話しを伺った。

 


林 隆三(Ryuzo Hayashi) / アートディレクター

PROFILE

住宅を中心とした意匠設計やインテリアコーディネートをはじめとして、プロダクトデザインやマーケティングなど様々な分野で力を発揮してきた。アーティストのPV撮影やイベントでの空間演出に従事する中で、ブランド誕生直後のCRAZY WEDDINGと出会う。


 

 

隆三さんの写真(仕事中)

 

 

根拠のない自信を信じて

 

 

―隆三さんは、素敵な作品をたくさん残していらっしゃいますね。やはり、幼い頃からご自身のクリエイティブの力を感じてきたのでしょうか。

 

小さい頃から絵を描くのも図画工作も好きでした。でも、建築の学校に行った時に、自分は絵が特別上手いわけではないし、建築もすごくできるわけではないということを知ってはじめて劣等感を覚えたんです。それから、自分は特定の分野に執着するタイプではなかったから、何かで一番を取れるわけではなく、悔しい思いもたくさんしてきました。

 

―隆三さんでも、劣等感を持っていたことがあったんですね。今では、全くそんなことを感じさせませんが…

 

根拠のない自信というのもあったんです。尊敬する人が「自信に根拠なんてなくていい」ということを言っていて、その根拠のない自分の自信を信じて頑張ってきました。でも、19歳の時に経験したオープンデスクで考え方が変わったんです。やるからには徹底してやりたいタイプだったので、地方の学生だったのですが、三週間、東京の事務所に行く決意をしたんです。

 

今振り返ってみると、劣等感をまとっていた自分が、意志を持って前に進むという感覚を掴んだ瞬間だったと思います。自信に根拠を持てるようになったそれからの20代は、全力で走ってきた良いものだったなと思えるし、これからも培ってきた経験を積み上げていきたいと改めて感じます。

 

 

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可能性を広げる人間に

 

 

―社会人になって感じたことやご自身の変化はありましたか。

 

ある時、立ち止まって考えたときに、特定の分野ではスペシャリストになれないと考えていた自分が、色んなことをできるのは強みなんだと気付くことができたんです。様々な仕事をしていくうちに、線を書いたり、絵を描いたりすることだけがデザインじゃないということも分かり、視野が広がりました。あれもこれもモノづくりだと分かった時に、自分にはゼネラリストとしての生き方があると思ったんです。見方や切り口を変えれば違う生き方があるということに気付いて、もっと強い自信を持てるようになりました。

 

―その後、起ち上げたばかりのCRAZYに出会ったのですね。

 

そうですね。今までの自分を認めてくれて、自分の可能性をすごく信じてくれたからCRAZYで働くことを選びました。CRAZYは自信の源なんです。ここにきて、人に信じてもらうことが、すごく自分の自信につながることを初めて知りました。

 

―CRAZYに来たことも自信につながっていたんですね。そんなふうに、表現することを続けながらも変化を遂げてきた隆三さんが、いま、クリエイティブの力で実現したいと考えているのはどのようなことでしょうか。

 

クリエイティブそのものは手段でしかないのですが、大好きなモノづくりを通して、今度は自分が誰かの可能性を広げていきたいです。遠慮とか自信がないとかそういうのは手を抜くのと一緒だと思っていて。本来のあなたを必要としているのに、恐縮していて本領を発揮できないのはもったいないと思います。

 

本当の自分をそんな簡単に手放してはいけないと思うし、自分以上の自分で頑張るということにチャレンジしてみてほしい。だから、自分が誰かにとって、挑戦することや諦めないことのきっかけになりたいと思っています。痛いと思われるくらい背中を押すような存在でありたいですね。

 

 

きらきらひかる

隆三さんがアートディレクターを務めた結婚式の一つ

 

 


 Editor’s comment

隆三さんは、インタビューも拒否するくらいの自他ともに認める人見知りということでしたが、時間をかけてやっと心を開いてくださいました。そのなかでも印象的だったのが、チームにおける自身の存在意義についてのお話でした。チームを信じ、確実に周りの力になるような存在。まさに今、CRAZYにおいても大事なカギを握って、自らの力を最大限に発揮し続けているのだと感じました。


 

writter

大友一葉

INTERN
大友一葉
Hitoha Otomo

「自分が思い描く世界観を表現する力」は本当に偉大だと思います。自分の証を人の心に残し、人に感動を与えることができる。今、頭のなかのモヤモヤをなかなか言葉にできずに葛藤しながらも、発する言葉や日々の選択のなかで自分を表現していきたいです。

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